音響派?ポストロック?シカゴの無国境バンド「The Sea and Cake」のオススメ

(2016/11/15に内容を更新しました)
The sea and cakeの個人wiki的な紹介記事第一弾。

The+Sea+and+Cake.jpg
画像出典・http://holdmyticket.com/event/119325
ザ・シー・アンド・ケークは、1994年に活動を開始した、トータスらとともにThrill Jockeyをさりげなく代表する、シカゴの……不思議なバンドです。彼らの音楽をジャンル分けするのは割に難しい。インディロック、あるいはポストロックに括るか。はたまたポストジャズ?エレクトロニカ?ライト、ソフトロック?ブラジル音楽やボサノヴァを引き合いに出されたりもするし、時期によっても違く、実際これは多分どれでもあるしどれでもない。

言えるのは、このバンドが自由にジャンルをまたいで無二の音楽を鳴らしてきたこと、そしてヒットチャート的な文脈の外で20余年あまり活動し支持され続けてきたこと、この二つです。キーワードをあげるなら、ソフト・ロック、シカゴ音響派、ポスト・ロック(ポップ)、エレクトロニカ(バンド)あたり。このページを訪れた人がどんな風にこの名前に出会ったかは分からないですが、このよく分からなくて素敵な音楽を手に取るキッカケになれば。
今回は第一弾、バンド紹介として「メンバー」と「初めて聴くなら」です。

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タグ: アーティスト紹介記事

Sam prekop / Sam prekop (1999) 感想


サム・プレコップサム・プレコップ
(1999/01/21)
サム・プレコップ

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ジャケがまた良いんだなぁ。アートワークもサムが手がけています。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 、斜体はシングル曲、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Showrooms – 4:22
02. The Company – 4:17
03. Practice Twice – 4:06
04. A Cloud To The Back – 3:56
05. Don't Bother – 5:21
06. Faces And People – 7:00
07. On Such Favors – 3:40
08. The Shadow – 4:48
09. Smaller Rivers – 2:41
10. So Shy – 5:19

11. Company (Bonus track) - 4:37
12. Triple Burn (Bonus track) - 4:02

Total length : 45:37 (Bonus track込で54:16)

総評・★★★★★
ひたすら鳴らされる音の響きを味わうだけ
今回はThe sea and cakeのボーカルとして活躍する、サム・プレコップのファーストソロアルバムを取り上げたいと思います。地味にピッチフォークで8.9付けられていたり、ジムオルークをして「自分のプロデュースワーク中で最高傑作」と頷く(ライナーノーツ参照)、隠れた名アルバムと言っていい作品なんじゃないでしょうか。実際さり気なくリスナーからの人気もあるようで、自分にとっても心のアルバムの一つとして愛聴させてもらっています。それでは中身に触れていきましょう。
 

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タグ: 90s 40分台 傑作 まとまり スリーピング

The Sea and Cake / oui (2000) 感想

ouioui
(2000/09/06)
ザ・シー・アンド・ケイク

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最高傑作との呼び声も高い5th。旅先から送られたポストカードの様なこのジャケ、好きです

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
1. Afternoon Speaker 
2. All The Photos 
3. You Beautiful Bastard 
4. The Colony Room 
5. The Leaf 
6. Everyday 
7. Two Dolphins 
8. Midtown 
9. Seemingly 
10. I Missed The Glance 

Total length : 40:34
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総評・★★★★★
毎日にそっと色を添える、完成度の高い素敵な一作

前作で新たな局面に向かったシーアンドケークが発売したのが、代表作でもある今作oui。その評価に違わず、このバンドの卓越したアレンジ力が存分に発揮された味わい深い名作だと思う。彼らのアレンジはどのアルバムでもさえているが、今回はアイデアの豊富さ、スキのなさといい突出した出来栄えだ。全体的に貢献度の高いストリングスアレンジには、ポール・マーテンスという人が関わったそう。良い仕事してますなぁ…。

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タグ: 00s 40分台 傑作 ラウンジ

The Sea and Cake / Car alarm 全曲レビュー

01. Aerial - 4:18 
およそ15年目のバンドとは思えない若々しいライトロックナンバー。ポップで印象的なイントロから最後まで、一気に走りぬける。ストレートなアプローチをするギターに対しての、ベースの気の配り方が素晴らしい。ただ一つ我儘を言わせてもらえば、フェードアウトではなくジャーンで終わらせてほしかった。といっても一曲目であること、この曲の魅力を考えれば大した問題ではない。

02. A Fuller Moon - 4:08 
これも爽やかな一曲。太陽が出ている、晴れた朝のようだ。途中で緩急をつけたり、繰り返しで絶妙に音が増えたり、シンプルな装いながら良く考えられた曲だと思う。

03. On a Letter - 3:45 
アップテンポが続く。なんとなく後期の彼ららしい一曲。
前二曲は瑞々しさが目立ったが、この曲にはベテランらしい風格が漂っている気がする。落着きというか、なんというか。ただ爽やか~で終わらない深みがある。バンド全体が、演奏のツボをしっかり押してくる。

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プロフィール

サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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