My bloody Valentine / Loveless (1991) 感想


Loveless: Expanded Remastered EditionLoveless: Expanded Remastered Edition
(2012/05/07)
My Bloody Valentine

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超有名ジャケ。少しの異常を感じさせる色彩、朧げな霧の中に見えるギター…。名ジャケですな。自分もいずれリマスタ版で買い直したいな。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Only Shallow – 4:17
02. Loomer – 2:38
03. Touched – 0:56
04. To Here Knows When – 5:31
05. When You Sleep – 4:11
06. I Only Said – 5:34
07. Come in Alone – 3:58
08. Sometimes – 5:19
09. Blown a Wish – 3:36
10. What You Want – 5:33
11. Soon – 6:58

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Total length 48:36

総評・★★★★★
一人の人間が頭の中に思い描いたイメージが完璧に具現化された名作

今さら言うまでもないほど、「ロック聴くなら外せんでしょ」と浸透している歴史的評価高き一作。このアルバムのなにが凄いって、その「音の世界観」。それに尽きる。「アームを用いた斬新なギターサウンド」「甘美なメロディ」「異常な音像」などの形容が良く用いられるが、それらが全て溶け合って、アルバム全体でひとつの世界を作り上げているから名盤なのだ。

別にその時代を映し出すような名曲があるわけでも、考え抜かれたアレンジが冴えるわけでもない。ロックの歴史の中で、一つのバンドから不意にポンと生まれおとされた「異形の音」。今までに色んな音楽を聴いて積み重ねてきた、「クオリティがどうたら~」なんて物差しは通用しない。既存のフォーマットでこのアルバムの評価をとらえようとしても無意味だろう。この音世界が好きか嫌いか。経験というより自分の感覚でとらえるしかない音楽だと思う。

と書いていくと何か難解な音楽に思われるかもしれないけど、そんなことは全然ない。このアルバム第二の魅力は、曲中の魅力的なフレーズたちだ。今までに聴いた事のあるようなないような、不思議な音色から繰り出される印象的なフレーズループの数々はアルバムの完成度をグンと上げている。聞き流しながらこれらのメロディに浸るだけでも、この作品を好きになれるんじゃないかと思う。

なんにせよこの作品はやっぱり特別な作品だ。多少身も蓋もない言い方をすれば、引き籠り肌の異才型ミュージシャンが、ひたすら自分の部屋に籠って異常な時間をかけて完成させた作品といった感じ。音楽に大業な形容するのは嫌いなんだけど、芸術家が作った絵画に近いかも。自分の感覚を信じ、頭の中にあるイメージを現実世界に生み出すことに成功した、このバンドには惜しみない賛辞を贈りたい。むしろそんな<追求心の塊みたいな所こそが、このアルバム最大の魅力なのかもしれない。

宣伝用の動画はこちら
tr5. http://www.youtube.com/watch?v=l9-NOIalUYU
tr4. http://www.youtube.com/watch?v=xdHS1sbV5xw
でもまぁ、視聴で気に入る気に入らないというよりも、とりあえずでも一度聴いてみるべきアルバムかも。

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タグ: 90s 40分台 有名作 名盤 バンドマンへ

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サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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