My bloody Valentineについて オススメアルバム・全フルアルバム感想

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画像出典・http://media.thelineofbestfit.com/wp-content/media/2012/05/my-bloody-valentine-650.jpg
My bloody valentineは84年アイルランドで結成され、80年代中盤から92年まで活躍、セカンドにおける圧倒的なサウンドスケープをもってシューゲイザーなるジャンルの立役者となったバンド。08年に再結成し、13年には22年ぶりとなるサードアルバムをリリースし話題を呼んだ。海外にもファンを公言するものは多いが、特に日本での人気は非常に根強い。

メンバー
ケヴィン・シールズ(Kevin Shields、1963年5月21日 - ) - ボーカル、ギター、ベース、サンプラー
コルム・オコーサク(Colm Ó Cíosóig、1964年10月31日 - ) -ドラムス、パーカッション
ビリンダ・ブッチャー(Bilinda Butcher、1961年9月16日 - ) - ボーカル、ギター
デビー・グッギ(Debbie Googe、1962年 - ) - ベース  Wikiからコピペ

バンドについて
彼らには今現在も本当に多くのフォロワーがいる。音楽雑誌での「マイブラの影響が~」みたいな文章を見る頻度も凄いものがある。なんでそんなにも影響力を持ち続けているかと言えば、彼らが自分の価値観を頑なに信じ、イメージを追い求めるバンドだからだろう。彼らの楽曲は初期も含めると実に多彩だが、バンドとしての自我を獲得してからの楽曲には全て一貫した美意識がある。古典的なフォーマットにのせた楽曲でもなんでも、彼らは真っ当(あるいは至極当然)なアプローチを仕掛けてこない。その意識がそのままバンドの個性であり、今も評価され続ける理由だ。圧倒的なオリジナリティと個性を突き詰めながら音楽活動するバンド。音楽性を好むかどうかはともかく、そのアーティスティックな姿勢はバンドマンなら誰しもの憧れであって当然である。新作を出さなすぎて都市伝説を作ったり(そうこうしている間に一時期伝説の存在っぽくなってた)、製作費をかけすぎてレコード会社を破産させたり(その代わり名盤を得た)、その浮世離れしたエピソードたちもまた魅力かもしれない。

ディスコグラフィ
Isn't anything (1988) ★★★★ 
潜在能力計り知れぬ、覚醒前の面白さが詰まった一作
Loveless (1991) ★★★★★ 
説明不要。一人の人間の頭の中で鳴った音楽を、現実に具現化した名作 
m b v (2013) ★★★★ 
前作をさらに抽象化した、ブランク22年という問題児の復帰作。初聴きはおとなしくラブレスからが無難

EP's 1988–1991 (2012) 
EPがやたら多い彼らですが、今ならこれで初期以外は網羅可能。良い時代になりました…。

音楽性
「彼らのアーティスティックな姿勢」なんてカッコイイ事を言ったものの、彼らはセカンド以降22年間も活動を停滞させたようなひどいバンドである。フルアルバムは3つしかない上に、うち一つは上記に書いた様に凄まじいブランクがある作品なので、彼らの音楽性を一括して語るのは難しい。…とはいえ「マイブラといえば」みたいなサウンドは確かにある。そう言われるようなポイントは大きく分けると多分3つだ。

1つ目はコード進行の選び方。どこまで意識されているのかは分からないが、ギターを適当に鳴らして「いいな」と思ったものをそのまま採用したような直感的で新鮮な響きをもつ進行がとにかく多い。ここは非常にロックバンド的といえる部分。

2つ目はひたすら感覚的に音を足すことで生まれるテンション感。楽器が鳴らす音に加え、ボーカルメロディまでテンショントーンで自由に向かってくることで、どんどん曲にテンションが増していき、結果として聴いた事のないようなサウンドになっているのが特徴的だ。日本でいえば中期以降のスーパーカーもこの傾向が強い。フォロワーと言われる方々もここはかなり意識的にやってるように思う。

3つ目はケヴィンの過度の歪みを加えたギターストロークとアームワークだ。ギターを持った事ない人にはなじみ薄いかもしれない、アームとは鳴らした音を上下に揺らすレバーみたいなものである。使い方はいろいろあるが、これをここまでコードストロークに多用するギタリストは居ない(少なくとも当時は)はず。この奏法はラブレスでもうお腹一杯多用されている。グワングワン唸る後ろのギターがそれだ。

これらにより、マイブラの音楽は「直感的で」「テンション音付け加えられたコードが」「五線譜にはない音の狭間で揺れる」事になる。誰にでもイメージしやすい言葉で言うなら、「ピアノの鍵盤適当に5,6個叩いた音にビブラートかけた感じ」と言えばなんとなく伝わるだろうか。うん、言葉だけ見てもなんか凄そうな感じである。 

…ここまで書いといてなんだが、ぶっちゃけそんな言葉はどうでもいいのだ。マイブラは感じればそれでOKな音楽である。下らない御託や分析はいらない聴け。Feel。
     

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コメント

こんばんは!

ツイッターからやってまいりました!
リンクまでしていただいて嬉しいです。早速コチラもリンクさせていただきました!!かなり扱っているアーティストがカブっていますが(笑)、今後共よろしくお願いします!!

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サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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