Fugazi / Steady diet of nothing (1991)


Steady Diet of NothingSteady Diet of Nothing
(1991/09/08)
Fugazi

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自分が知る限り最も「フガジらしくない」と評判のアルバムをレビューしていきます。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Exit Only – 3:11
02. Reclamation – 3:21
03. Nice New Outfit – 3:26
04. Stacks – 3:08
05. Latin Roots – 3:13
06. Steady Diet – 3:42
07. Long Division – 2:12
08. Runaway Return – 3:58
09. Polish – 3:38
10. Dear Justice Letter – 3:27
11. KYEO – 2:58

Total Length 36:20

総評・★★★
ワビサビ?今までと打って変わり、押し切ってこないバンドサウンド

このアルバム、フガジの中でも人気が低い気がする。その理由は、この頃の最大の魅力であったバンドサウンドの圧倒的な熱量があまり感じられないからじゃないだろうか。前作前々作とブッチ切ったテンションで音を鳴らしてきた彼らだが、今作は全体的に「来るか?来るか!?来ない!!という曲が並ぶ。大体予測の範囲内で収まってしまうというか。かといってそこを駆け抜けて行くようなスピード感もあまりない。そこらへんがあまり評価されない理由なのかな、と。かくいう自分もそんなこんなであまり好きでないアルバム。

しかし後期の展開を考えると、この作品がフガジにとって(当然だが)捨てアルバムなんかではないのは間違いない。
印象的なギターフレーズを配慮の行きとどいたアンサンブルと絡ませ、最後まで冷静に進行していくトラック7など、今までのフガジなら絶対に作らなかったような曲だ。今作はパンクテンポ(こんな言葉は存在しない)の曲がなく、ミディアムテンポが多いのも、やはり新しい方向性を探しての事だったのだろう。本作ではその成果はまだ結実してない感があるが、だからこその魅力を持つ、成長過程の一部を捉えた一枚だと思う。爆裂的なハイテンションもないし、疾走感ある曲も少ない。確かに「フガジをフガジたらしめている」要素は薄いアルバムかもしれない。でも最初の一枚には絶対しない方がいいけど、一通り回ってみたあと、このバンドやっぱり好きだなと思ったら手にとって見た方が良いのは間違いない一作だ。他にはない魅力がある、かも。 

個人的に特に好きな曲は6.7。6はタイトルトラックだけあって、さりげなくフガジの中でも屈指のインスト曲だと思う。7はさっき述べたとおり魅力的な新機軸。7でアルバムが幕を開け、全体的にこんな感じの冷静に音を並べて行くようなアルバム構成ならもっと好きになれた気がするな。

少ないながらも、珍しくアマゾンのレビューが非常に参考になる事を言っているので、このアルバムがイマイチ苦手という人はそちらも見てみると良いでしょう。ワビサビという言葉もそこからとっています。

宣伝用の動画はこちら
tr1. http://www.youtube.com/watch?v=TPh1r_hAvrU
割といつも通りのフガジかな?とにかく音の微妙な隙間が気持ちよすぎる曲。
tr7. http://www.youtube.com/watch?v=FBN2Z3yTKPo
異色作。非常に淡々としたまま終わるが、全体的にかなり精巧だと思う。特にドラムのニュアンスには脱帽。
tr6. http://www.youtube.com/watch?v=PlJSKv8UGxY
再生数見るとこの曲あまり人気ないのかな…。かっこいいと思うんだけども。後半のズダダダダダダダとか

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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