想像力を刺激するBGMという音楽~ゲーム編~

バックグラウンドミュージック(BGM)は普段あまり注目されない音楽ですが、これほど面白い音楽はありません。一般的な音楽というとポップスやロックだと思いますが、これらの音楽は前者なら心地よい刺激を、後者なら自分の伝えたい事を音に乗せるのが基本です。両者はまず音があり、そこに何かを乗せるという点で同じものだと言えるでしょう。
 
BGMは少し違います。ここにはまず指定された「雰囲気」という名の曖昧なイメージだけがあり、それを音にするのです。「雰囲気を音にする」、つまり「空気を作曲する」と言ってもいいかもしれません。ポップスなどより、もっと漠然とした、人間の頭の中にある想像力の部分に訴える音楽と言えるのではないでしょうか。
では実際に、個人的な懐古も合わせていくつかゲーム音楽を聴いてみましょう。
大体聴いたなと思ったら再生の横から次の動画飛んでください。

1.まず最初は星のカービィ。有名な奴ですね。ファンタジーな世界を駆けまわるような、軽快な曲調です。

2.自分はやった事ないんですが、クロノクロス。作業BGMでお世話になってます。寂しげな風景。

3.大好きなゲーム、デュープリズムから。神秘的な感じです。

4.音に出来るのは情感だけはありません。メタギアのBGMには緊張感がありますね。昂るぜ…。

5.ドンキーコングの海もまた至高のBGMです。水中を漂う感じ、広大なスケールの海がなめらかに表現されている気がします。作曲者自身もフェイバリットにあげているようです。

と、これ以上語ると話がそれていく上キリがないのでやめます。他にも世界旅行感がある「マザー2」、違う世界に舞台を変えると戦闘BGMが変わるのが熱いテイルズなど、何かを思い起こさせるBGMは、それぞれが幾らでも例を上げていける事でしょう。現実を生きる上で、特定の風景の中に音楽が流れているわけなどないのに、音楽を聞くだけで何か風景をイメージできる。人間の想像力の深さには本当に驚くばかりです。その不思議な部分を扱うから、BGMは面白いんじゃないかと思います。


少し話を変えます、染み付いた音楽というのは、最終的に映像や記憶にシールのように貼りついて、ついには音が思い出にまで昇華されます。懐かしいBGMとは、ふと聞くだけで当時の心境など様々な感情が湧き上がってくるものです。誰にもそういう音楽はあると思います。

  
個人的にはキングダムハーツのピアノ曲は思い出深いですね。宇多田ヒカルさんの光と並んで、涙腺崩壊するのに5秒かからないです。懐かしいゲームのタイトルにBGMつけて検索すれば、きっとそんな感覚を味わえるはずです。

…もう一回プレイしたくなってくるんでこん位にしておきましょう。とにかく、漠然とした雰囲気のイメージを浮かばせる音楽が集まって、作品の全体的な印象に寄り添い、ついにはその感動の記憶まで描きあげる。それは何か、とても素敵な事じゃないでしょうか。


BGMというのは積極的に触れることは少ないにせよ、普通に生きていれば最も身近な音楽です。「そういえばあんなのあったなぁー」と、何処かでふと思い出してみて欲しいですね。これほど素敵で人間的な音楽は、そうそう無いのですから。たまには自分の記憶を覗き込んで、懐かしい音楽をふと検索してみてはいかがでしょう。きっと素晴らしい体験ができるはずです。
     

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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