CAN / Soundtracks (1970) 感想


SoundtracksSoundtracks
(2009/11/23)
Can

商品詳細を見る
ん、まぁこんな感じかなというジャケ。特には…。裏側のアーティスト写真好き。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
1. Deadlock  3:27
2. Tango Whiskyman  4:04
3. Deadlock (Titelmusik)  1:40
4. Don't Turn the Light On, Leave Me Alone  3:42
5. Soul Desert  3:48
6. Mother Sky  14:31
7. She Brings the Rain  4:04

Total length : 35:08

総評・★★★★
統一感のなさが面白い、CANのいろんな顔をのぞけるアルバム

タイトル通り、自身のてがけた映画音楽をまとめて一つの作品にしたのが今作サウンドトラックス。前作でボーカルを務めたムーニーは今作で脱退、ヒッピーやってたダモ鈴木が今作から参加となるのですが、今作には二人のボーカルが2:4の比率で共存しています。ボーカルが統一されていない、サントラということでか曲それぞれが独立しているなどで編集盤の要素が強いアルバムですが、そのバラバラ感が良い味だと思います。
 
どの曲も色んな要素が放り込まれていますすが、そのすべてにCANらしさというか、このバンドの個性がミックスされてるので聴きごたえあります。いかにもな泣きメロであるトラック1は前作のムーニーばりにダモ鈴木が叫びあげる佳曲。激情にそっと寄り添うような、ギターのイケメンなフォローが聴きどころです。トラック2は珍しくスパーンと盛り上がる曲ですが、それに対してクールな雰囲気をまとったダモボーカル、軽快なドラミングが良い感じです。トラック5は完全にいっちゃってますが、後半のセッション感が好き。ラストトラックはたまげる程渋い雰囲気ですが、正直前の曲の印象が強すぎて記憶に残りません

そう、なんといっても今作の主役はMother sky。Qマガジンの100 great guitar tracksで48位にも選ばれている通り、捻じ切れたギター鳴り響くまさにCANな一曲です。前作の長尺曲Yoo doo rightはムーニーの狂気に合わせてバンドが上りつめて行く構成でしたが、今回は演奏陣が各々テンションを上げて行き、そこにダモ鈴木があくまで熱くなりきらずに歌い上げることでバランスをとる構成となっています。全体を通して見ても意外に突き抜けた感はないのですが、この演奏をクールに一曲としてまとめあげられるのはやはりCANだけでしょう。一般的な意味とは多少異なりますが、間違いなくカッコ良い曲です。

最初にこのアルバムから入るなんて人はいないと思いますが、それなりに作品を抑えたなと思ったら触れてみると良いのではないでしょうか。こういう雑多に色んな曲やったアルバムこそ、そのバンドの個性がにじみ出ると思います。

視聴用の動画はこちら
tr2. http://www.youtube.com/watch?v=DbZcAsgSDP8
この曲大好き。スッタタスッタとしたドラムが心地よい。ダモはこう言う声の方出してる時が一番似合うよ。
tr6. http://www.youtube.com/watch?v=S5seXaMcG3c
上で述べたとおり。カンのこう言う謎キャッチーなメロディはどっから湧いてくるのか…。


前作(Monster Movie)へ飛ぶ
     

タグ: 70s 30分台

コメント

コメントの投稿


非公開コメント

プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

カテゴリ
Twitter
リンク
クリックで展開
NewCcounter