the band apart / 街の14景 全曲一言感想

01. いつかの (4:53)
いきなり新境地を見せる、じっくり音を広げて行くようなイントロの使い方が印象的な曲。壮大になりすぎずに、あえて押し込んだように曲を進ませていくのがらしい感じもする。初っ端から日本語詩の方が映えるであろう曲で、当初抱いてた不安も飛んでいき「やっぱり流石だなぁ」と思った次第。

02. ノード (5:15)
ツインギターの絡みに、相変わらず面白いベース、キレのあるドラムとバンアパサウンドの良い所を凝縮したような曲。英詩のままだったら絶対生まれなかったであろう、良い意味で淡白なメロディラインにこれほどバンアパのアレンジセンスがハマるとは予想外。なんとなくのっぺりしてるからコーネリアスとか思いだすメロディ。熱を上げきらないボーカルがとてもクールだ。

03. 仇になっても (4:52)
ここらへんで「バンアパに日本語詩、全然アリ…むしろ歓迎だ!」と確信。歌詞カードを追うだけじゃ意味を終えないのに、サウンドと一緒に聞くと何となく漠然と意味を掴めるような、理想的なスタイルがしっかりできている気がする。ここまで全部5分近くと、今までのバンアパだと考えられない事になっているが、やはり歌詞がメリハリを与えているからか長さは感じさせない。

04. 夜の向こうへ (4:01)
いつもより軽めの音だが「おっ、バンアパだな」というような軽快なカッティング、オシャレなソロフレーズののっかる一曲。今までの路線を綺麗に日本語詩に引き継いだ感じだ。いやほんと、ここまで違和感ないというのも凄い。一回目のギターソロの感じが好き。ここらへんのセンスは今さら言うまでもない。最後の「連れて行ってくれー」がスッと体に入ってくる感じ、やっぱり日本人なら日本語詩が一番染みるよなと思う。

05. 12月の (5:15)
結構皆いっているがこの曲の歌詞とても良い。「三十年後はわからない♪」とか「手をーふるー」のラインとかたまらない。歌詞が曲を引っ張っていった感が強い一曲で、今までのバンアパならある程度の盛り上がりを用意したんじゃないかな。そのメリハリが、今作は歌詞のフックで行われている感じが心地よす。

06. AKIRAM (3:50)
とてもイケメンボイスな曲。「明日は待ってはくれない 誰もわかってはくれない」がとても耳に残る。いやー、ほんと歌詞がわかるっていいなぁ。耳に残る要素が格段に増えるというか、それだけでキャッチー。

07. 明日を知らない (4:16)
バンアパ史上もっとも染みてくる曲ではなかろか。軽いパーカッションの味付けと良い、とても綺麗な一曲。

08. 師走 (6:42)
その演奏にひたすら唸るしかない、初(らしい。そうだっけ?)のインスト曲。自由自在、芸達者な演奏で6分半という尺をあっと言う間に聴かせてしまう。うああ、ライブで聴きたいいぃ。堪らん曲です。

09. 泳ぐ針 (5:49)
とても好きな雰囲気。「泳いでいく」を元に進んでいく曲構成が実に憎い。にしても「泳ぐ針」って凄いタイトルだ。想像すると恐ろしい。

10. black (4:48)
ドン・タンと踏みしめていくドラムの存在感。逞しいグルーブ。若干間のび感があるかもしれない。

11. ARENNYAで待ってる (5:41)
岩陰で遊んでいるだけさ ガキの遊びだよ お前には俺が不審者に見えるのかい」の一節とてもカッコ良い。アレ、いままでもこんなセンス溢れた歌詞見せてたっけ…。きぃーみがいなぁーぁああーい♪

12. アウトサイダー (2:57)
お気に入りの一曲。イントロからしてど真ん中ストライク。ギターソロも味わい深く、一筋縄でいかない曲構成も実にスムース。結構今までのバンアパのイメージにも近いサウンドで、人気も高いんじゃないかと予想。

13. 8月 (4:09)
次曲がアウトロなので、実質最終曲かな…?タイトルである「街の14景」の意味を考えさせられる、どこか感慨を感じさせる曲。さり気なく吐かれる「無くしたらまた探そう 待ち合わせは何度でも」は結構グッとくるフレーズだと思う。

14. outro (3:03)
ラストトラック。blackの歌詞が丁重なバックの中呟かれていく。見事なクールダウンでアルバムは幕を閉じる。

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タグ: 全曲一言感想づけ

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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