R.E.M. / Fables of the Reconstruction (1985) 感想


フェイブルズ・オブ・リコンストラクション(玉手箱)フェイブルズ・オブ・リコンストラクション(玉手箱)
(1998/09/23)
R.E.M.

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また微妙なジャケ。なんでこう絶妙に自分の「これ良いね」センスをすり抜けて行くのか

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Feeling Gravitys Pull – 4:51
02. Maps and Legends – 3:10
03. Driver 8 – 3:23
04. Life and How to Live It – 4:06
05. Old Man Kensey – 4:08

06. Cant Get There from Here – 3:39
07. Green Grow the Rushes – 3:46
08. Kohoutek – 3:18
09. Auctioneer (Another Engine) – 2:44
10. Good Advices – 3:30
11. Wendell Gee – 3:01

Total length : 39:44

総評・★★★☆
産みの苦しみを味わったR.E.M.、試行錯誤と迷いが垣間見える作風

デビューアルバムが大絶賛、続くセカンドも高評価と共にトップ30入りと順風満帆に見えたR.E.M.が初めてプロとしてバンド活動をやっていく苦しみを味わったのが今作Fables of the Reconstruction、邦題「玉手箱」です。タイトなツアースケジュール、異国でのレコーディングというのは中々苦心のものだったそうで…本人たちにとっても苦い思い出が蘇ってくるアルバムとなったのですが、多少賛否はあれどファンの支持は揺るがず、ジャンプアップとはならずも今作も売上を伸ばしトップ30入りと、難産とはいえしっかりとした作品を作り上げたのではないかと思います。

作風もそこを反映してか前2作とは少し違い、全体的に影のある曲が多い作品となっています。ハイテンション要素も少なめ。一曲目から奇妙なフレーズを軸とした今までにない曲調で、その後も基本は今まで通りながら「焼き増しにはせぬぞ」といった工夫がそこかしこのフレーズに見られます。リードシングルとなった6曲目も、カッティングにサックスフォンが挟まれたりと意欲的。そういった要素を取り入れても流石うまいこと曲をまとめているのですが、やはり多少パンチ不足は否めないかな…といった印象。

賢明なR.E.M. はここで今までの音楽性に一区切りをつけ、次作から少し音楽性を変えて行くわけですが、今作で見られるマイナー調での作曲方法は後期以降に大きな影響を与えたと思います。そういう部分を味わいながら聴くのも楽しいかもしれません。でも、このバンドの作品の優先度としてはやっぱり低目かな…。

曲としては凛々しい疾走感のあるドライバー8(この曲の途中にあるアルペジオは簡単なのに雰囲気抜群なので弾くと楽しい)にクールに決めてくるアクショニア(?)がお気に入り。あとボートラ収録のcrazyも割とツボです。この曲はDead Letter Officeにも収録されてますね。相変わらずボートラが充実していて嬉しい。

視聴用の動画はこちら

driver8→Can't get there from here→crazy

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タグ: 80s 30分台

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サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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