GRAPEVINE / Circulat∞r (2001) 感想


Circulator(サーキュレーター)Circulator(サーキュレーター)
(2001/08/01)
GRAPEVINE

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あんま好きじゃないジャケ。このバンドらしくないというか…。それはともかく、ま た 一 円 か

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Buster Bluster (作詞/作曲:田中和将)
02. 壁の星 (作詞/作曲:田中和将)
03. discord (作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
04. 風待ち (作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
05. lamb (作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
06. Our Song (作詞/作曲:田中和将)
07. (All the young)Yellow (作詞:田中和将/作曲:西川弘剛)
08. フィギュア (作詞:田中和将/作曲:西川弘剛)
09. ふれていたい (作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
10. アルカイック (作詞:田中和将/作曲:西川弘剛)
11. 波音 (作詞/作曲:田中和将)
12. B.D.S. (作詞:田中和将/作曲:亀井亨)
13. I found the girl (作詞/作曲:田中和将)

Total length : 63:55

総評・★★★☆
のっぺり気味?手抜きはないがとっつきにくい作品

当時のベーシスト西原誠さんがジストニア治療で一時脱退(9.10.11には参加)となり、3人体制として制作された今作。バインのアルバム最多曲数となる13曲を放り込まれて造られたのが今作サーキュレーターです。自分としてはライフタイムに続いて近所のレンタル落ち祭りみたいな企画でみかけて、二番目に手に入れた作品ですね。

端的に言って、自分がバインの中で一番再生回数少ないのが今作です。苦手なんですね、このアルバムが…。収録曲はどれもしっかり作られた曲で、シンプルなロックバンド編成から様々な工夫を凝らしているのも見てとれるのですが、何と言っても全体的な印象がのっぺりしすぎている気がします。Hereでもそんな事言ったんですが、前作と違って今作には曲中・曲順によるクライマックスがありません。また、ファーストから徐々にグッドメロディ要素も減ってきている感じがあり、どれも耳には残るのですが「これはっ!」までは至らない感じ。その上で皆4分半~6分レベルの曲がズラズラズラッと並んでいるのが堪えてしまうのです。今回聴き返してもやはりその印象は変わらず…。

じゃあ駄作かというと、そういうわけでもないと思います。どの曲も力が入っていますし、「壁の星」なんかは以後のイデアの水槽に続いてくような重苦しく個性的な曲ですし、ファンからも人気の高い「風待ち」はまさしくグッドメロディ。「(All the young)Yellow」などでの田中さんのメロディに対する言葉選びも中々神がかっています。感傷的な「our song」、「波音」で見せる世界観も中々です。ただ、そういったポイントが線でつながっていかないというか、何か風通しが悪く感じてしまうんですね。んー。皆悪い曲じゃないんだけども…。

自分は今作までが「グレープバイン初期」と捉えています。基本的なロックバンドらしいアレンジで、往年のロックを消化しつつも、所々J-ROCKらしい展開とメロディを乗せる、渋くもセンスのいい若者風な感じ。今作でそのスタイルを13曲も特盛りしたバインは、今作からライブサポートに加わり、現在まで盟友となったキーボードの高野勲さんを加えて新たなフェーズに次作から突入するのでした。

視聴用の動画はこちら

風待ち→Our song
ちょっと切なげな二曲をセレクトしてみたり。こういう、ある種スキのある世界観はもうやってくれないだろうから貴重かもなぁ。シングルは3.4.6.9。4枚は最多ですね。


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タグ: 60分台

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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