THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / cult grass stars (1996) 感想


cult grass starscult grass stars
(2000/07/29)
Thee michelle gun elephant

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なんか良いですね。どこか初々しくて、カッコつけてない感じが良いです。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. トカゲ  (4:30)
02. strawberry garden (5:19)
03. キング  (3:18)
04. 世界の終わり (primitive version)  (5:46)
05. toy (5:28)
06. ブラック・タンバリン  (2:53)
07. I was walkin' & sleepin' (5:16)
08. Dallas fried chicken (0:43)
09. アンクルサムへの手紙  (8:13)
10. スーサイド・モーニング  (4:42)
11. いじけるなベイベー  (4:47)
12. 眠らなきゃ  (6:37)
13. remember Amsterdam (3:01)

Total length : 70:51 (最終曲の無音を抜けば60:33位)

総評・★★★★
とにかく「これから」を感じさせる、
バンドの可能性が詰まったデビューアルバム

その硬派かつ圧倒的な熱量の演奏で日本のロックシーンに大きな足跡を残したTMGEのファーストアルバムが今作、カルト・グラス・スターズ。デビュー当時はまだ若い女性ファンの方が多かったそうで、MMのTMGE特集では「いつの時代も危険そうな細身のロッカーは女の子のタイプ」という一節もあり、そんな感じだったのかぁなんてしみじみします。MCも結構喋ってたらしいですね。えぇ、例のごとくライブは一度も見ていませんが。嗚呼…。

ひたすらバンド仲間と好きな音楽鳴らしあう楽しさ
初のフルアルバムという事もあり、その内容は多種多様。勿論この頃から「あ、この人たちこういうロックが大好きなんだな」というのはもう微笑ましい位よく分かるのですが、次作以降の洗練さに比べて今作はまだまだ「俺たちの好きな音楽詰め込んだ!」という感じです。で、そこが今作の魅力なんですね。音楽の趣味が似た奴が集まって、こんなん出来たぜと曲を持ちより、スタジオで合わせてみる。そんな空気感が伝わってくるようなちょっとホッコリするアルバムです。後期はもうカッコ良くなりすぎて有耶無耶になってましたが、根っこの部分は物凄くポップで明るいバンドなんだと思います。だって本当に演奏楽しそう…。今作は彼らのそんな明るい部分が良く出ています。

初期特有のチバ歌詞の魅力全開
触れておくべき所は色々あると思いますが、今作最大の魅力はチバ氏の歌詞なんじゃないかと思います。意味が分からないような分かるような、直接的なような間接的なような。良い洋楽の歌詞みたいな楽曲を壊さないそのスッキリした佇まいは特筆ものだと思います。半分くらいは何を言いたいかよく分かりませんが、作詞のノリはB'zの稲葉さんに近い「ちょっと情けない奴」路線この音楽性で!そんなミスマッチ感が良い。年を重ねるごとに無機質で乾いた、あるいは脳内造語からイメージを広げるような歌詞を多用するようになったチバ氏ですが、この頃はまだそのスタイル確立前。個人的にはこの頃の歌詞が唯一無二な感じで一番好きです。モーニングスーサイドのよく分からん明るさもそうですが、I was walkin' & sleepinの歌詞なんてねぇ、もう沢山の人が共感する内容かと。

この時、彼らがどんなロックバンドになるかなんて誰も分からなかった
ともかくも、今作は本当にこのバンドが持つ様々な可能性を示唆させる一作だったと思います。「世界の終り」などをメインにポップな方面のロックに転がっていくのか、「トカゲ」などのよりルーツ志向のロックに転がっていくのか。結局彼らは数作を経て前人未到の音楽的タフさを得、「何コイツらカッコ良い」という本作とは全く違うロックの方向に転がっていったわけですが、そんな所も含めて、単純に「ロック」といってもその音楽の底の深さははかりしれないなぁと感じれたりもする作品かもしれません。最初にこのアルバムを…というのは何か違う気がしますが、このバンドを好きになったら是非聞いておくべき作品だと思います。その後のアルバムの内容を念頭に置いて聴くのもまたとても面白い味わいです。

視聴用の動画はこちら

世界の終わり→I was walkin' & sleepin' (LIVE)
PVの方、あぁー初々しい笑!後期のあの完全体みたいな演奏してる姿を知っていると余計に、この頃のさりげなく写真写り悪い姿とかに何かグッとくる。I was walkin~の方は後期のライブの方が明らかに演奏上手いんだけども、この頃のちょっと青さの残るチバの声が好きなのでこちらをセレクト。

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前作はWonder styleかな?
     

タグ: 60分台 デビュー・アルバム

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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