Porno for Pyros / Porno for Pyros (1993) 感想


Porno for PyrosPorno for Pyros
(1993/05/07)
Porno for Pyros

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ジャケから溢れんばかりのクソアルバム感。ブックオフの250円コーナーにあったら確保してあげてください。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Sadness 2:33
02. Porno for Pyros 3:06
03. Meija  3:13
04. Cursed Female  3:24
05. Cursed Male  3:50
06. Pets  3:36
07. Bad Shit  2:58
08. Packin .25"  4:08
09. Black Girlfriend   4:33
10. Blood Rag  3:29
11. Orgasm  4:27

Total length : 39:17

総評・★★★
変態的なアルバム、全面からにじみ出るB級臭にヤラれる

ロラパルーザフェスの創始者となったペリー・ファレル(前ジェーンズ・アディクション)の当時の新バンドがポルノフォーパイロス。そしてコレがそのファーストとなります。自分はジェーンズアディクションの事を全く知らなく、このアルバムを知ったのは本当に偶然な所からでした。もうホント「何となく」買っちゃったんで思い入れは全くのゼロ。でもこのたび久々にこのアルバムがぽろっと視界に現れたので、気楽に振り返ろうと思います。

このアルバムを初めて聴いた時には、何故か「B級」という言葉を浮かべました。映画にはよく使われる形容ですが、音楽聴いてそう思うとは…。なんでそう思ったかって、全部の音が滅茶苦茶薄く感じたんですよ。「スカスカ」と「ペラペラ」だけで構成された様な感じ。コレはローファイとは違います。アレはインディ精神でもって録音の質がわるいわけですが、コレはメジャーバンドがやればカッコ良さそうな音が、何故かクソ音質で録音された様な違和感なのです。全編そんな音が鳴り続けるので、ジャケと相まって「B級」という印象を受けるわけです。「派手なのに拙い」みたいな。それが何とも言えない雰囲気となっています。

音楽性は「変態」の一言。感覚的なパーカッション、スラップを織り交ぜながら曲の土台をこしらえるベース、その合間をぬったりしながらでてくるワウったりするギター。そして厚みの全くないペラいボーカル。その音世界は中々刺激的です。そして、薄い。とても浅い。いや、かなりやってる事は独特でカッコイイ(特にベース)んです。でも、絶対「名作」にはなりえないような、表面上の化粧の多い猪口才な仕上がりなんです。軽薄というか。でもそれが割と今作の魅力な気がします。この路線を発展させたら凄く面白くなりそうな、やっぱならないような…。変なアルバムだ。

曲では「Pets」がイチオシです。妖しげなコード進行から繰り出されるキャッチーな一曲。ギター持ってる方は
E-0--0--0
B-0--0--0
G-3--4--1
D-4--6--2
A-4--6--2 (6弦はミュート)でジャラーンとしてみるとその雰囲気が掴めます。tabもどきですがお試しあれ。
という事で、カッコイイのに何かダサいという、なんとも奇妙なアルバムでした。そのサウンドは投げ売りされている事を踏まえて、一聴の価値あり。

視聴用の動画はこちら
tr.6 http://www.youtube.com/watch?v=H833o5lnB2E
アルバムの中では異色
tr.3 http://www.youtube.com/watch?v=aG0_vodPf_0
こっち側の曲が多い。いや、カッコいいんだけど、なんか、こう、B級って感じがするんだなぁ。
     

タグ: 90s 30分台

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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