THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / CASANOVA SNAKE (2000) 感想


CASANOVA SNAKECASANOVA SNAKE
(2009/03/18)
ミッシェル・ガン・エレファント

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ファンの人に怒られるかもしれないけどミッシェルの写真撮られるの苦手そうな立ち姿すごくツボなんだ

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 、斜体はシングル曲、下線は個人的なベストトラック
01. デッド・スター・エンド  (3:38)
02. コブラ  (4:57)
03. ヤング・ジャガー  (3:11)
04. プラズマ・ダイブ  (3:01)
05. リボルバー・ジャンキーズ  (4:28)
06. ダスト・バニー・ライド・オン  (2:56)
07. 裸の太陽  (3:46)
08. ラプソディー  (4:04)
09. 夜明けのボギー  (4:00)
10. シルク  (4:35)
11. ピンヘッド・クランベリー・ダンス  (4:38)
12. アンジー・モーテル  (3:05)
13. GT400 (4:16)
14. ピストル・ディスコ  (2:59)
15. ドロップ  (6:29)

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Total length : 60:05

総評・★★★★
ゴリ押しだけでぶっつなげた60分間の狂乱
前作で達した絶頂期のまっただ中リリースされたのが今作カサノバスネイク。記事タイトルだけ見ると、前作からリリースが二年空いたように見えますが、99年にはRAMBLEという編集盤(これが中々聞き逃せぬ内容)を出しているのでハイペースは相変わらず。その上でライブもこなしまくっていたんだから、当時の彼らの壮絶な勢いがかいま見える所です。
 
完全に勢いだけでひねり出した15曲
作品の雰囲気自体は前作の延長線上にも見えますが、何かが違う。ぶっちゃけて言うと、このアルバムはマジでゴリ押し極まってる作品だと思います。前作は「色んなロックを吸収して出来た曲」が幅広く収められていましたが、今作は「自分たちが鳴らせる音ひたすら出して出来た曲」だけが並んでいる印象です。ある意味で純度100%。恐ろしいのはそれだけで1時間のアルバムを完成させちまった所。「通して聴くのは疲れるな~」なんて甘ったるいこという暇無い位のパワーで突き進む、狂気すら感じさせる一作です。

過渡期の作品で、楽曲の中途半端感は否めない
正直に言うと今作から「…ん?」という違和感を覚え始めました。何よりチバ氏の声が大変なことになっている。歪みすぎ・叫びすぎているその声は、もはや歌声とは呼びづらいものとなっています。勿論それがカッコいくはあるんですが、そのくせメロディは割といつも通りポップなもんだから違和感があります。歌詞がビジュアル系ばりのノリと雰囲気押しに見えるのも個人的に難点。コード進行もロックンロールの定型を抜けてきた代わりに、とにかく反復進行が多くなりました。ネタ一発で構成が流れ作業の雑になってきたとも言えるかも。それは悪い冗談ですが、勢いでごまかしている感は否めないです。

しかし全編に鳴り響くその異常なテンションは凄まじい
なんか悪口ばっかりになってしまいましたが…個人的に今作は、「本当は躓いたんだけど、今までのスピードで突っ切ってたら何か完成してた」作品で、もう逆にそこに圧倒されるのでした。入り口には向かない、コア向けの作品な気がするなぁ。次作はついに試行錯誤が見えてくるんですが…それはまた次回にて。

視聴用の動画はこちら  

リボルバージャンキーズのみ。アンジーモーテル入れたかったけど見つからなかった。

次作(Rodeo Tandem Beat Specter)に飛ぶ
前作(GEAR BLUES)へ飛ぶ
ランブルはまた今度
     

タグ: 60分台

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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