Dinosaur Jr./ Where you been (1993) 感想


ホエア・ユー・ビーンホエア・ユー・ビーン
(2006/07/05)
ダイナソーJR.

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このちょっと手に取りづらいジャケの雰囲気な。自分のは再発版じゃないのでボートラの評価は割愛ですが、What else is newの10分越えライブ版は凄まじいのでリイシューの方を買ったほうがお得だと思いまする。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 、斜体はシングル曲、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Out There  5:52
02. Start Choppin  5:39
03. What Else Is New  5:09
04. On the Way  3:27
05. Not the Same  6:00
06. Get Me  5:50
07. Drawerings  4:49
08. Hide  4:11
09. Goin' Home  4:14
10. I Ain't Sayin  2:27

(2006 reissue Bnus track)
11. Hide (John Peel session) 3:49
12. Keeblin' 3:40
13. What Else Is New (Live) 10:02

全曲一言解説へ飛ぶ
Total length : 47:38

総評・★★★★
ヘヴィブローな一作、重い轟音に打ち倒される
グリーンマイドに続いてメジャーでは二作目となるのが今作ホウェアユービーン。時代の波に乗れたのか、シングルカットとなったスタートチョッピンと共にダイナソーでは一番売れたアルバムです。メジャー時代では唯一のフルバンド形式の作品でもありますね。ここから音楽性が一回り更新されるんだなぁ…。
 
転換点、重い影を引きずり始めたダイナソー
インディ時代・前作と、基本的に(少なくとも音は)勢いに満ちた作品を作り上げてきたダイナソーですが、このアルバム(そしてここから解散まで)は内容がどこか重苦しいのが特徴となっています。今作で何より際立つのはミディアム・スローバラードの多さで、ここまでドシンした足取りで進んで行くのはダイナソー作品群の中では今作だけじゃないかな…。この少し長めの尺の中でギターソロが存分に鳴らされるワケですが、このエモーショナル具合が凄まじい。ダイナソーでも屈指の轟音泣きのソロがズラッと並ぶ様は壮観で、打ちのめされること必死です。

ふやけたボーカル、力いっぱいのソロの対比で泣く
Jのソロは典型的な泣きのギターソロではなく、もっと奔放で、無機的にメロディを荒らしていくのが持ち味ですが、そこに歪すぎたギター、やたら泣メロなボーカルメロディ、ふやけた声が絡む事で複合的に泣きのソロにまで発展している所が味です。単純な泣きのメロディを挟まず、マイナーで始めもせず泣かすというのはJの職人芸。今でもライブでは今作の曲から熱いソロが存分に聴けます。

鈍足故の破壊力に沈め
個人的に今作は全体の流れがどうも血流悪い気がするのであまり聞くことがありません。一曲一曲が濃密すぎる・なんとなく音が好きじゃない・アップテンポナンバーが個人的にグッとこない辺りが理由かなぁ。しかしそうは言うものの今作は恐ろしい力を秘めた、とてもヘビーで分厚いアルバムです。聞く時はボディブローを存分にくらい、のたうちまわってダウンする覚悟を決めましょうその重さこそが今作最大の魅力だと思います。ある意味Jの真髄を味わえるアルバム。

視聴用の動画はこちら

out there→Start choppin→Get meのシングル連打。 
オフィシャルPVということで皆ショートバージョンなのが惜しいですが、その魅力は伝わるはず。本番はCDで。


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タグ: 90s 40分台

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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