Arctic monkeys / Favourite Worst Nightmare (2007) 感想


フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアーフェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー
(2007/04/18)
アークティック・モンキーズ

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一見カッコ良いんだけれど、実際に見てみると予想以上に雰囲気がモコモコしていて微妙に好きになれないジャケ

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 、斜体はシングル曲、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Brianstorm  2:50
02. Teddy Picker  2:43
03. D Is for Dangerous  2:16
04. Balaclava  2:49
05. Fluorescent Adolescent  2:57
06. Only Ones Who Know  3:02
07. Do Me a Favour  3:27
08. This House Is a Circus   3:09
09. If You Were There, Beware   4:34
10. The Bad Thing  2:23
11. Old Yellow Bricks   3:11
12. 505  4:13

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Total length : 37:34

総評・★★★★
展開の密度を勢いで押し込めた前半・深部を広げた後半
デビュー作で大旋風を巻き起こしたアークティックモンキーズが間をおかずに放った第二撃が今作、フェイバリット・ワースト・ナイトメアー。大型新人の宿命というか、この頃から既に「ファンの求めるアクモン像」や「ファーストの呪縛」との戦いは始まっていた。アルバムはその期待に(多少は)応えるような前半部分に、新展開を見せる後半の二部構成となっているが、メンバーが「後半のほうが好き」と言うようにその真価は後半部だろう。
 
圧倒的な曲の密度に驚かされる
アルバムの内容だが、まずとてもトータル37分とは思えないその曲密度が印象的だ。どの曲も3分ちょいが大半で、前半部分にいたっては2分強という速度で曲が駆け抜けていくのだが、展開だったりは濃いのでその聴き応えは中々混沌である。カオスを走り抜けていくようなその構成は、そこらのロックアルバムとは一線を画すものでは。過剰なプレッシャーと期待に答えようとしたかはともかく、「生半可なものはつくらんぞ」と気合を入れて制作されたのは間違いないだろう。力作だと思う。

ファーストの二番煎じなどでは決して無い
発売当時は一部から「ファーストの焼きまし」なんて言葉も聴かれたが、全くそんなことはない。スピード感だけを見れば前半部分は延長線上に感じなくもないが、ファーストがあくまで初期衝動的、言うなれば「ノリ一発」のような曲だったのに対して、コチラはより理性的というか、しっかり練って完成させた印象を受ける。そこを「勢いがなくなった」ととる人もいるだろうが、曲の面白さはこちらに軍配が上がるんじゃないかと思う。

次作は「まさかそこまでフリーダムに作ってくるとは」という問題作になるわけだが、それはまた近いうちに。新作までに4作目まで、とは行けそうにないな…。

視聴用の動画はこちら

Brianstorm→Teddy Picker→Fluorescent Adolescent。単純にシングルを並べる。

とりあえず最新作AMまで飛ぶ 
前作(Whatever People Say I Am, That's What I'm Not長い)へ飛ぶ
     

タグ: 00s 30分台

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サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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