2013年間ベストのその前に 買ったCD感想メモ 2/3 -洋楽編(後編)-

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前回の続きです。文字ばっかりだと見栄え悪いので、特に気に入ったものにはジャケつけました。

洋楽(順不同)

Boards of Canada / Tomorrow's Harvest (2013) ★★★★
My bloody Valentine / m b v (2013)  ★★★★
それぞれ8年、22年ぶりのリリースという問題児たち。共通点が多すぎるので、まとめて書きます。どちらも評価揺るがぬ名作を遺しており、その独自の音楽性で今も数多くの熱烈なファンを持つアーティストです。。その作品の影響は既に次世代に受け継がれ、半ば神格化した中での新譜リリースとなりました。

もうー本当に基本的な音楽性は変わっていません。どちらも化石を発掘したようなアルバムです。しかしやはり「閃き」のような要素は薄まっており、それは印象的なフレーズがほぼない事に如実に表れています両者とも、かなりの雰囲気音楽でしょう。

しかしその雰囲気は間違いなく彼らだけの音世界なのです。厳しい評価も多いですが、とにかく「おかえり」と言いたい。今回のリリースで「もういいや」と満足しちゃった人もかなり居そうですが、新譜に向けてまた頑張って欲しいと思います、自分は。他感想は個別記事にて。


Wait to PleasureWait to Pleasure
(2013/04/23)
No Joy

ペイントかな?
No Joy / Wait to pleasure (2013) ★★★★
一発目からいきなり長文になってしまいましたね汗。気を取り直して。
音楽性としてはニューゲイザーに分類されるであろうインディーロックな一枚。「確かにシューゲイザーとか好きだけど、他にも好きな曲あるし、フォロワーに留まる気は更々ないから」というような前向きな姿勢(勝手なイメージです)が好印象。そう、「青春に思いを馳せる感」がないんですよ。今が最高に楽しい、そんなポジティヴさに包まれた、前進力あるシューゲイザーです。短いし爽やかに聞き流せる良いアルバム。

Deerhunter / monomania (2013)  ★★★★
ナショナルとはまた違うベクトルでのインディーロックの顔、ディアハンターの新譜。元々カメレオンバンドな所はありましたが、ノイズまきちらすガレージロック(風味)という今回の変化はかなり強烈です。前三作を「幻想的」「センチメンタル」「叙情性」といった視点で好きだったファンには厳しい変化かも。しかし既にこれだけ評価を得ている中で、何事もなく、ここまで自由に舵を切ってくるというのもまたインディ精神の具現なんじゃないかと思ったり。特別好きじゃないけど嫌いじゃない、何か聴いちゃう。そんな作品。その佇まいからはベルベットアンダーグラウンドも浮かびます。さて次はどう出る?


FadeFade
(2013/01/15)
Yo La Tengo

包装、予想以上にキラキラやぞ
Yo la tengo / Fade (2013)  ★★★★☆
そしてここで、インディーロックの長が登場。地味に愛され続けておよそ30年、ヨラテンゴです。新たにマッケンタイアを迎えて制作された今作はとにかく音が豊か!持ち前の包容力を存分に活かした音のまろやかみは絶品です。ベテランの快作、その味逃すべからず。詳しくは記事にて。自信作です。今ならデラックス版も発売中だよ!(後出しリリース許すまじ)


Last Night on EarthLast Night on Earth
(2013/10/08)
Lee Ranaldo & The Dust

オッサン渋いよ。結構好きなジャケ
Lee Ranald And The Dust / Last Night on Earth ★★★★
あぁ…更に長老が登場です。ゴタゴタしてしまったソニックユースを置いてのリーのソロ活動、スティーヴ・シェリーも連れての一作目。リーはキムとサーストンに比べると目立ちませんが、美しい(または面白い)メロディセンスの持ち主として知られています。今作は彼の持ち味が最大限発揮されており、グッドメロディに若々しいバンドアンサンブルが連なる好盤となっています。有名バンドのメンバーのソロなんて枠に収まらないクオリティです。ソニックユースに馴染めなかった方も気に入れる。スルーするには勿体無い、オススメ作。普通に良くて、熱くて、こだわりを感じられて…こういうロックバンドが好きなのだ。
http://www.youtube.com/watch?v=TPBFyjmLGk8


AMAM
(2013/09/04)
アークティック・モンキーズ

クソジャケって言ったら怒りますか
Arctic monkeys / AM (2013)  ★★★★☆
やっとバンドが若くなりましたね…新世代UKロックの中でも、賛否を起こしつつも果敢に変化し続け、尚且つファンを維持している稀有なロックバンド、アークティックモンキーズの新譜です。今作ではついに「ロック」からも離れてきましたが、今のアレックスの声、リリックが最大限に活かされた作品に仕上がっていると思います。詳しい事は記事をどうぞ。にしてもこの超挑戦作すら絶賛ばかりだったのは不気味な位だったな…笑。ファンとしっかり信頼関係を結べているのでしょう。


PROMINENCEPROMINENCE
(2013/10/15)
HEAVENLY BEAT

紙の包装付き。コレがいい味出してるんだ
Heavenly Beat / PROMINENCE ★★★★
ノリで買った枠…ですがこれは良い。Beach Fossilsの元ベーシストJohn Peñaによるソロプロジェクトです。これもジャンルで括ると、インディロックなのかな?…この言葉ちょっと便利すぎじゃないですかね?とにかくそこまであざとくない音楽ということです。リヴァーヴきいたボーカルや音を聞くと、「あぁー最近よくある」と片付けられそうですが、緊張感のあるアコギの挟み方、工夫された各楽器の音の組み立てなど、センスを感じる聴き所多数。全部聴き込むとダレますが、短いのでそんな欠点でもないです。是非視聴からでもどうぞ


Cupid DeluxeCupid Deluxe
(2013/11/19)
Blood Orange

これはクソジャケと言っても誰も怒るまい…
Blood Orange / Cupid Deluxe ★★★★
これもノリで買った枠。インディーR&B(また謎の用語が!)とかいう、正直自分には縁が無いジャンルの作品です。が、全然すんなり気に入れました。機械的な打ち込みだけでなく、楽器に精通した感じの音使い、フレージングがクールさを演出しています。でも、この手ので40分超えてくるとダレちゃうんです…。集中力ないなーと思いつつ、良作なのは間違いない。大絶賛とまではいきませんが、興味ない人でも落とせる力あり。


他、セバドー、フィールド、フォーテット、ハイムなどまだ買えてないのも多いですがとりあえず印象に残って購入にまで踏み切ったのはこんな所です。全曲試聴とかも本当に増えましたねー…。

新人さんでもThe 1975、Savages、Chvrchesなどなど話題が多い年でしたが、好きなベテランバンドが揃っていい作品出してくれたのが嬉しかったかな。とにかく、素晴らしい作品が多かった。代わりに、大名作はなかった。でも個人的には大満足の2013年だった!各シーンなどを見通して追ってたりはしないですが、そんな印象です。


次は邦楽編です(洋楽より更に年代偏ります)。また聞き返してきゃな…。
     

タグ: 13年

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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