Lee Ranaldo And The Dust / Last Night on Earth (2013) 感想


ラスト・ナイト・オン・アースラスト・ナイト・オン・アース
(2013/10/23)
リー・ラナルド・アンド・ザ・ダスト

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いけてるおっさん。アナログで買ったらカッコ良さそうだなー。紙ジャケ!

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 、斜体はシングル曲、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
1. Lecce, Leaving  6:55
2. Key/Hole  7:04
3. Home Chds  7:29
4. The Rising Tide   9:09
5. Last Night on Earth  4:58
6. By the Window  6:57
7. Late Descent #2   3:27
8. Ambulance  6:23
9. Blackt Out  11:26

Total length : 63:48

総評・★★★★
インパクトや派手さがなくても良いロックアルバムは創れる

何か冷める出来事からゴタゴタしてしまったソニックユース。各メンバーがそれぞれの活動を始めた中、トラブルから二作目となる、(Drにスティーヴ・シェリーを引き連れての)リーのソロ作である。
リーを侮ってはいけない
キム・ゴードンやサーストン・ムーアに比べると、リーは少し目立たない存在かもしれない。が、彼はギタープレイヤー、コンポーザー、ボーカリストとして(さりげに)高い評価を誇るアーティストである。その才能と実績は、ローリングストーンズの「Greatest Guitarists of All Time」で33位(サーストンは34位)に選ばれたことなどからも分かる。今作はそんなリーの個性を武器に、若々しくも老成したバンドサウンドを存分に聴かす好盤となっている。齢57歳、さすがこの人まだまだ元気である。

THE ROCK。熱い間奏にツインギター
各メンバーはそれぞれ自由に音楽活動を続けているが、一番ロックバンドらしいロックをやっているのは今作においてリーだろう。間奏での前のめりなバンド演奏といい、音が本当にピュアで瑞々しい。(特に2曲目のイントロなんて、単純なのにため息がでるほどのメロディと音色!)SY時代からの専売特許、ツインギターの技ありの絡み方は必聴だ。ソニックユースの作品なら、「Rather Ripped」辺りが好きな人は間違いなくどストライク。とにかく聴きやすいし、ちゃんと個性も光っている。

ソニックユースに馴染めない方にも
ストレートなアプローチを魅せるそのロックサウンドは、ソニックユースに馴染めなかった人も好きになれるだろう。もし興味があるなら、スルーするには勿体無いロックなオススメ作だ。普通に良くて、熱くて、音に対するこだわりを感じられて…結局こういうのが好きなんだ!ビバ!オルタナティヴ(あるいはインディー)ロック!

名盤には成り得ないが、それで十分素晴らしい
…ここまで言っておいて★4つなのは、何かが足りない気がしてならないから。どまんなかの直球だし、こっちも笑顔で打ち返せるんだけど、なんだ、変化球でも良いんだよみたいな。驚きや面白みには欠けるかもしれない。それでも評価が高いのは、単純に素晴らしいなと思える作品だからです。一体誰だこのアルバムに5.5つけてる奴は…?ともかく。こういう、良い意味で力んでいない、自然体のロックが好きなんだなぁーと再確認した一作。どうでしょう、たまにはベテランの、ストレートなグッドロックを聴いてみては。

視聴用の動画はこちら

公式から2曲。
一曲目はリードトラックで、カッコ良いイントロから加速し、間奏でピークを迎えるナイスチューン。
二曲目は、ほとんどソニックユースなギターラインで魅せる佳曲。
     

タグ: 13年 60分台

コメント

No title

サム様

こんにちは

ギターを前面に出したザ・ロックって感じですね。
メロディに哀愁味もありますし、ギターも適度に泣いています。
いいですね。

Re: No title

> サム様
>
> こんにちは
>
> ギターを前面に出したザ・ロックって感じですね。
> メロディに哀愁味もありますし、ギターも適度に泣いています。
> いいですね。

GAOHEWGII さん、こんばんわー。
はい、哀愁があって、ちょっと泣きもあって、でも枯れ切ってはいなくて勢いも在る。
良いアルバムなんですよこれが、自分はこういうのがとにかく好きなんです笑。

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プロフィール

サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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