Stephen Malkmus & the Jicks / Wig Out at Jagbags (2014) 全曲一言


01. Planetary Motion
ポップかはともかく、キャッチーとは言いがたい、捻くれた、何とも言えない音で開幕。6拍子と4拍子、更には5拍子をも行き来しながら、こちらに尻尾を掴ませず曲が進んでいく感じがソロ以降のマルクマス節。

02. The Janitor Revealed
まったりロック、気怠いグルーヴがベテランの味わい。この曲も簡単に4/4では進んでくれません。間奏のフレーズがナイススパイスなんだなぁ。

03. Lariat
リードトラックで、どこか間抜けな感じを漂わせた、非常に「らしい」出来のポップンロール。今作の人気曲だと思われます。自分も大好きです。こういう曲書かせたらマルクマスはホント強い。イントロリフ、ドゥードリッ・ティ~ン「・」の間が最高です。一曲で謎の起承転結を感じるあたりはソロ一作目のJenny and the Ess-Dogにも通じるかも

04. Houston Hades
喧騒的演奏から急に大人のロックに。さりげない美メロが光っています。後半、カントリー風味なギターソロからの展開が味わい深い

05. Shibboleth
後半の真面目に考えて弾いてるのか適当なのかよく分からんギター演奏が好きです

06. J Smoov
5分超え、今作随一のしっとり曲。落ち着きを払ったアコギに乗ったホーンやらシンセの何とも言えない音が絶妙。こういう曲は絶対ペイヴメントじゃ書けなかっただろうなぁ。3分くらいからの、ものすごく静かに高まっていく感じがまた白眉。こっからの3曲が個人的にアルバムのハイライト。

07. Rumble At The Rainbo
前曲とは真逆、こちらは元気な一分強のロケンロー。Lariatが好きな人はこれも好きでしょう。7/4、タンタンタンのリズムが気持ち良い。

08. Chartjunk
これまたホーンアレンジ冴え渡る佳曲。ワクワクさせるイントロがGoo。ハネノリに合わせてマルクマスのギターも頑張っています。派手に盛り上げられそうなこの曲が3分台で収まっているのあたりに、この人のセンスの良さが見える。

09. Independence Street
いつのまにやらアルバムも後半。往年のロックサウンドで渋く仕上げられています。何時になくまじめにソロを鳴らすマルクマスもそうですが、さりげなく素晴らしいリズムセクションにも注目。

10. Scattegories
今作で一番ずっしりした曲。盛り上がってきたなってところでズバッと曲が終わってしまうのが残念。

11. Cinnamon and Lesbians
第二のリード曲。また凝ったリズムですね。聞き所はなんといっても間奏と後奏。特に「ヘイッ」という掛け声からのバンドアンサンブルは絶品(特にドラミングが!)です。でもここらへん、曲は良いんですが、曲順の血流悪い気もします。

12. Surreal Teenagers
もう最終曲、早い。このアッサリ感が良いですな。個人的にロックンロールは40分でまとまっているのがベストだと思います。淡々と進むかとおもいきや、曲は2回の爆発を準備しています。最後に「枯れてないぜ」感も出したところで、アルバムはキレイに終了。にしても「シューンリアル・ティーンエイジャーズ」て凄いタイトルだな…。


13. Pick up the spare(ボートラ)
国内盤のおまけ。これが割と普通にカッコイイんだな。爪先で引っ掛けたようなギターカッティング音が良い。最後のソロといい、これもっと長尺で聞きたかったなぁー…そんな風に思えるくらい、ほんと普通にいい曲です。

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タグ: 全曲一言感想づけ

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Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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