2014/09/15 Sapporo Calling #1 ふくろうず/ bonobos / sleepy.ab ライブ感想

Sapporo Calling#1 @KRAPS HALL という、札幌の企画ライブを見てきました。出演者はふくろうず/ bonobos / sleepy.abで、3組ともちょうど自分が見てみたかったバンド・かつお値段3000円ということで、よっこいしょした次第です。

中々に良いライブ空間でした。今回はその日記(あるいはバンド紹介?)記事となります。
それではさっそくいきましょう。

ふくろうず
2007年に東京で結成され、現在までに4枚のアルバムを発表している、Official Youtubeチャンネル曰く「ただのJ­-POPバンド」、ふくろうず。楽曲を聴けば分かりますが、全然「ただの」ではないのです。

この曲だけ聴くと、確かに王道のロックバンドフォーマット曲ではあります。「新しい」とか「革新」みたいなのはない。でも、歌詞を追いながらそのメロディを、声を、バンドサウンドを聴いていると、どうしようもなく胸がかきむしられる。心が動く。その感じがすごく良いです。

自分のブログを長く見てる人は何となく思い当たるかもしれませんが、自分はこういう「革新性はない」「でも良い」みたいなのがとても好きなんですね(注・「革新性はない」は貶し言葉ではありません。もちろん曲には創意工夫などの新鮮さがありますし、「奇をてらってない」かつ「普遍的な良さがある」位の意味で捉えてください)。そのうえこのバンドには、ある種のカリスマ性というか、隠せないトゲ(個性)みたいなものを感じます。そういうトゲみたいな個性をもった人たちが音を鳴らす限り、王道フォーマットだろうが何だろうが音楽は瑞々しさを失わないな、「曲の強さ」と「バンドのキャラ」が合わさった音楽はいつだって素晴らしいな、と。そんなことを思わせます。ホメ過ぎかな?

ライブも良かった。特にギターの音使いが好きです。ダブルチョーキングはエモ。「新曲です」の一言から演奏された曲が一番気に入ったんですが、曲名は分かりません。アルバムを買っていけばいつかたどり着けるかなって感じです。そんな出会いも期待して今後音源も集めていこうと思います。

人気もすごいですね、遅れて入ったらもうギリギリ会場に入れるかくらいの満員っぷりでした。流石にキャパ300人じゃ収まらんかー。

bonobos
2001年8月結成、もうベテラン中堅バンドになったbonobos。ということで、流石ライブの安定感はすごかったです。音源などを深く聴いたことがないのですが、昔どこかで見た記事で「フィッシュマンズのような浮遊感のある~」と形容されていたので、なんかレゲェ・ダブ的な人達なのかな?と思ってましたが、全然違いました苦笑。聴いた印象では、ワールドミュージック+フォークという感じ?かな。レゲェは根にある感じ。アルバムごとにキャラが違ったりもしてそう。実際動画をみてっても、時期によっても音楽性が結構違うんだなぁ…。とりあえずここでは去年発表された曲をおいておきます。これはスカ!


前半は誰もがノレる曲で楽しく盛り上げ、後半にさしかかるにつれ長尺曲で自身の世界を広げるといった構成も盤石で。良いですね…。こういうバンドは末永く活動を続けてほしいなと思います。キーボードの方のキャラもかなり鮮烈でした。…ってこの人サポートメンバーかい!ぶっちぎりで一番目立ってたのに…笑。

sleepy.ab
そして企画主にして北海道在住バンド、sleepy.abです。結成は98年、さりげなく最古参ですね。今回が初企画ということで、「16年越しに夢がかなった、しかも自分たちの大好きなバンド2組と一緒に…」ということで彼らとしても中々メモリアルな日だったのではないでしょうか。こちらとしてもこんな良企画組んでくれてありがとうって感じです。

えー、彼らのライブを見るのはなんだかんだで3回目ですね。とはいえ一回目はアコギ編成、去年のはジョアインアライブでチラッと見ただけ、なので本腰入れてみるのは初めてでした。

さすが名前通りゆったりした聴かせる曲が多いです。「ユラユラしてください」の言葉通り。その中で、美声・美メロ・美和音(でもちょっと捻りあり)に浸る感じ。クリーントーンのギターや音色を基調とした、メロディを聴かす曲が多いんですが、個人的には空間系にちょっと踏み込んだ曲が一番好きですね。上の動画もそんなイメージの一曲です。個人的なライブのハイライトは「四季ウタカタ」という曲で(この曲名にたどり着くのに30分はかかった)、ライブ演奏によりダイナミクスを増したこの曲の世界観には圧倒されました。ドラムのハイハットワークだけでも絶品で、クッソディープだった…。こちらは原曲のリンクだけはっておきますね。ライブは魅力2倍増しでした。

しかし、ボーカルの低音域が埋もれていたり、盛り上がり所でドラム以外楽器の音量がちょっと小さいなど少しノリきれなかった所も。轟音ではないにせよ、もうちょっと音に埋もれたかったかな。


ともかく、三者三様という言葉がふさわしい、濃密な3時間でした。今回が#1、「これからも札幌を拠点にするバンドとしてこの企画を続けていきたい」とのことで、頼もしい限りです。またやってくれたら、きっとまた参加します。続報お待ちしております。重ねがさね素晴らしい企画をありがとうございました。


そういえば昨年もこの時期にこうしたライブを見に行ってました。
SEBASTIAN X LIVE:SEBASTIAN X / うみのて / 本棚のモヨコ / オトノエ (札幌コロニー) 2013/09/14感想
何にせよあれですね、ある程度アタリを付けて、あとはノリで潜り込んでみるってのも楽しいものですね。これからも積極的に深く知らないバンドのライブに潜り込んでみようと思います。そんな感じで終わり。
     

コメント

No title

サム様 こんにちは

 札幌までバンドを招へいするのは大変そうですよね。
それなのに3000円という価格は確かに良心的。

ふくろうずはクリップの曲なんかが発表されていたころは
スーパーカー辺りと比較されていた気がします。
今はメジャーになってより普遍的な音楽に寄っているのかな。

ボノボは時代によって変わっていて
今はオーケストラ、ワールド要素がダブと合わさった感じになっていますね。
自分は初期の方がすっきりしていて好きですが
今のダイナミックな魅力もいいですね。

sleepy.abはあんまり本腰入れて聴いたことが無かったのですが、
繊細そうなのに発声がしっかりしたヴォーカルと
そのメロディーがいいですね。
あと、歪んだギターが初期クリムゾンっぽくきこえるところがグー。

Re: No title

GAOHEWGII さん こんばんわ

色々補足ありがとうございます笑

>>ふくろうず
あぁ~そうなんですね、成程。今では確かにまた少し立ち位置が変わっている気がします。
なんにせよ応援したいバンドです。

>>bonobos
やっぱりその時によって違うんですね。いずれ聴き比べてみます!

>>Sleepy.ab
個人的にはポップによるよりディープな世界に入ってくれると、自分も本腰入れるかなという感じです。
初期クリムゾン←これ、割と言いたいことが分かります笑

札幌でライブしてくれるのはまだまだ結構貴重なので、こういう企画はすごくうれしいです。
良いライブでした。

> サム様 こんにちは
>
>  札幌までバンドを招へいするのは大変そうですよね。
> それなのに3000円という価格は確かに良心的。
>
> ふくろうずはクリップの曲なんかが発表されていたころは
> スーパーカー辺りと比較されていた気がします。
> 今はメジャーになってより普遍的な音楽に寄っているのかな。
>
> ボノボは時代によって変わっていて
> 今はオーケストラ、ワールド要素がダブと合わさった感じになっていますね。
> 自分は初期の方がすっきりしていて好きですが
> 今のダイナミックな魅力もいいですね。
>
> sleepy.abはあんまり本腰入れて聴いたことが無かったのですが、
> 繊細そうなのに発声がしっかりしたヴォーカルと
> そのメロディーがいいですね。
> あと、歪んだギターが初期クリムゾンっぽくきこえるところがグー。

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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