+/- (Plus/Minus) / Jumping the Tracks (2014) 感想

そろそろ2014年の新譜の感想記事を書いてかなきゃ間に合わないな…と思って、3アルバムを一つの記事にまとめて書いてたのですが、単独記事に十分な文量になってたので分けて連投することに。ということでしばらく感想更新が続きます。「久々リリース組み」でくくられたアルバムたち、第一段は前回で、4年。その第二段が今回の一枚になります。。


JUMPING THE TRACKSJUMPING THE TRACKS
(2014/01/29)
+/-{プラス/マイナス}

商品詳細を見る
プラス/マイナスだけに。いうだけ野暮ですが裏ジャケは-です。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 、斜体はリードトラック、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01. Young Once
02. The Bitterest Pill
03. Toe the Line
04. The Space Between Us
05. What Lies Ahead
06. Exorcising Your Ghost
07. Rewrite the Story
08. There Goes My Love
09. Running the Distance
10. No One Can Touch You Now

11. Jumping the Tracks (Bonus)
12. I'm a Little Teapot (Bonus)

Total length : 50:01 (53:31)

総評・★★★★☆
これが自分の好きなロックだ
00代中盤ほどからさりげなくも確かな人気を得ていたNYインディーロックバンド、+/-(←非常に検索しづらい!)。6年ぶりとなる5作目がこちら、ジャンピング・ザ・トラックスです。日本でも多彩なバンド陣と対バンツアーを重ねており、強い信頼関係が築かれていましたが、そのこともあって今作は「日本先行リリース」に加えて、なんと「世界独占CD化」だそうで。独占CD化というとカッコいいですが、ちょっと考えると…な気はします。ともあれCD大好きマンにとっては嬉しい限りで、& recordsの関係者の方には感謝しきりです。

内容なんですが、いやー、これはもう、アレです。俺のストライクゾーンに10曲投げ込んで出来た様なアルバムです。自分も音楽好きになってから色々聴いて、それなりに好きな音楽の幅を広げてきましたが、ちょっと誰かに「結局どういうのが好きなん?」って聴かれたら「こういうの」っていってこの作品を自己紹介として差し出せそうな勢い。でも、冷静になって客観的に見れば「必聴!」って作品ではないんですよ。多分世間的には佳作くらいで、ギャップがある。なのでこの記事の文章は「なんか今回テンション高いな…」位で参考程度に眺めてやってください。

ロックバンドがロックやる魅力を再確認
最初にインディーロックと括りましたが、プラス・マイナスの音楽性は割と複雑です。エモだったり、ポップだったり、時々ポストロックやエレクトロニカ要素あったり。バンドが自由にやりたいことやってるからそうなるんですが、何を試しても「ロック」として括れる曲に仕上げてくるのが魅力・個性かと。そして今回はロックバンドというフォーマットのこだわりを感じる。それはギターの乗せ方であったり、ドラムフィルのスネア連打の入れ方、曲の盛り上げ方であったりするんですが、心底バンドで音楽をやること、ロックが大好き感が伝わってくる。そこが個人的に最高に気持ちいいです。しかもアレンジも、特にメロディセンスが冴えまくり。最高傑作と、自分は思います。

色んな人にさりげなく手に取ってもらいたい
昨今の音楽シーンからすると、新鮮味のない時代錯誤な一枚かもしれません。でも俺はこういうのが大好きだし、彼らもこういうのが大好きなんだと。そう感じられます。嬉しい。基本的に、ギターロック好きなインディーロックファンにウケるはず。あと、エモ好きにもヒットするのではないでしょうか。…多分。キラーチューンもないしブランクもあってどうしたって目立たない一作ですが、これはもうちょっと色んな人に聴かれてほしいなぁ。お。中々いいね」。そう思ってもらえる力作だと思います。また来日ないかな…是非とも。


最後に。独占CD化と銘打つだけあってライナーノーツの力の入りようがすごいです。読めるギリギリまでフォントサイズを小さくして詰め込まれた、バンドの日本での対バンツアー企画帯同者が書き連ねる彼らのこれまでの軌跡は読みごたえ抜群。振り返り部分が濃密過ぎて解説か少し怪しくなっていますが、愛情が伝わってきて素晴らしい。国内盤オススメです。


視聴用の動画はこちら
+/- {PLUS/MINUS} / JUMPING THE TRACKS | & records
試聴用の動画というか、バンドがサウンドクラウドにアルバム丸ごとあげてるみたいですね(リンク先ページ下参考)。

とりあえず一曲貼っておきますが、サンクラにあがっているならそちらをどうぞという感じです。
3分30秒くらいからの演奏の盛り上がり、そこからメロに戻ってくる展開が熱い一曲。
     

タグ: 14年 50分台 佳作

コメント

No title

サム様 こんばんは

>独占CD化というとカッコいいですが、ちょっと考えると…

昔、メタルでよくあった現象です。
まぁ今はフィジカルに拘らない海外と日本の差なのでしょうね。

確かにこういう音楽ってインディーロックとしか言いようがないですね。
なるほど、これがサムさんのストライクなのかぁ。

試聴曲はロックとしては醒めたAメロが続き、
「きっとこっからガツンと来るんだろうな!」
と待ち構えているとそのまま終わるって感じ・・・

と思わせて2番終わった後のインストパートでドラマティックタイム
が用意されていてドキッとさせられました。

Re: No title

続けて返信になります。

メタルでよくあったんですか!メタルが全く聴けない人なので初耳です。
単純に昨今の「CDは不要」の余波かと思いましたが、昔もあったんですね…。

中々形容しづらいですよね。ここまでくるともう「ロック」とかでしか…。
これがストライクなんです。地味ながら熱い演奏する、良い曲かくバンド←コレです

基本的に「地味にちょっとドラマチック」くらいが好きな人なので、自分のはあまり参考にならないです苦笑。
最後まで聴いてくれてありがたい。そうなんですよ、そこのドラマチックタイムが好きなんですねー…。

> サム様 こんばんは
>
> >独占CD化というとカッコいいですが、ちょっと考えると…
>
> 昔、メタルでよくあった現象です。
> まぁ今はフィジカルに拘らない海外と日本の差なのでしょうね。
>
> 確かにこういう音楽ってインディーロックとしか言いようがないですね。
> なるほど、これがサムさんのストライクなのかぁ。
>
> 試聴曲はロックとしては醒めたAメロが続き、
> 「きっとこっからガツンと来るんだろうな!」
> と待ち構えているとそのまま終わるって感じ・・・
>
> と思わせて2番終わった後のインストパートでドラマティックタイム
> が用意されていてドキッとさせられました。

コメントの投稿


非公開コメント

プロフィール

サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

カテゴリ
Twitter
リンク
クリックで展開
NewCcounter