14年新譜ひとこと感想~ロック編 Marchandise/ペインズ/owls/J mascis 

2014年終わりますね。凄い速度ですぎてきました。買ったCD全部に感想書いているわけじゃないですが、せっかくブログがあるんだからある程度は記事にしておきたいなっ、てことでロック編・ロック外編として短めに4枚ずつかきます。短くならなかった作品は後日単体であげて、今年の更新を終えたい所存です。

Merchandise / After the End
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART / DAYS OF ABANDON(←レコメンド)
Owls / two
J. Mascis / Tied to a star(←レコメンド)
では早速。
  

アフター・ジ・エンドアフター・ジ・エンド
(2014/09/24)
マーチャンダイズ

もう一味欲しいジャケ
01. Corridor 2.47 05. Life Outside The Mirror 4.56 09. After The End 6.55
02. Enemy 4.30 06. Telephone 4.04 10. Exile and Ego 4.31
03. True Monument 4.59 07. Little Killer 3.05  
04. Green Lady 4.29 08. Looking Glass Waltz 4.00 収録時間  44:22
魅力的だが、ちょっと無難にまとめすぎた?
総評・★★★☆

今年初めて知ったバンド、「マーチャンダイス」。はい→4AD | ベガーズ - Beggars。名門4ADに来て、4枚目にして「ポップバンドに生まれ変わった」らしい。何って自分は「リトルキラー」とかいう、「ある一定層を一発で虜にするだろうキラーチューン」に完全に持ってかれてしまったのだ。下から聴いてください。マナー良くなさそうな強気のボーカルといい、これは良いんじゃないか?と期待した。

内容は、良い(視聴で若干不安だったのでよかったです)。NWなどの80sエッセンスを現代的に鳴らした、ちょいサイケちょい霞がかったロックサウンドは聴いてて心地よいし、ボーカルの個性はクールといった手触りも残してくれている。ただ、ちょっとまとまりが良すぎる印象を抱いてしまった。初聴きの印象は「大人しい」。前はノイズポップだったらしく、もう少し毒を出した方が声とともに映えそうだが…。というか、自分がリトルキラーにツボすぎただけか。キメをおさえたtr.2に後半が美しいtr4(←これは声が非常に映えてる)など曲の粒は大体そろっており実力派、だけにtr.6.7が浮いているのは少し惜しい。チェックしたいロックバンド候補に入ったので、さかのぼっても聴いてみたいです。

最初は曲外なのでまずはカーソルを30秒に合わせましょう。音の良さはともかく、80sのバンドですって言われたら信じてしまいそうな位の80s感。キラーチューン。カックイイ。若干予想してたがアルバムとは全然毛色が違った。


DAYS OF ABANDON (IMPORT)DAYS OF ABANDON (IMPORT)
(2014/05/13)
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART

いつも良いジャケもってきよるぜ…
1. Art Smock   2:16 5. Coral and Gold   3:39 9. Life After Life   4:01
2. Simple and Sure   3:28 6. Eurydice   4:18 10. The Asp at My Chest   4:14
3. Kelly   3:03 7. Masokissed   3:23  
4. Beautiful You   6:10 8. Until the Sun Explodes   2:26 収録時間 37:05
この手の音楽も成熟ってできるんだと感動
総評・★★★★

ペインズ(略称)は2007年結成されたNYのインディーロックバンド。1stからのキラキラ青春系シューゲイザー(新語)、そのどことなく80sを思い出させるひたすら良メロなギターポップ感が最大の魅力だと思う。上のマーチャンダイスといい、80sは強い。で、キラキラ青春感が魅力のバンドって、大体1st絶賛2ndで不評かって3rdで存在感をなくす…が負の黄金パターンと感じているのだが、驚くことにペインズはキラキラを保ちながら成熟してきた。そこにまず感じいる。今作なんて一番よくまとまってるし、音も綺麗に開けている。元々スケールが大きいバンドではないにせよ、小粒になってもない。ゆえに今度は「飽きた」とか言われそうだが、ここまで新鮮無垢に音を鳴らせるうちは(スピッツと一緒で)このままで良いと自分は思います。

一枚目がローファイ・ギターポップ好き、二枚目はロックに多少以上の音の厚みを求める人、そしてこれは軽やかなギターポップ好きに…と何かうまい具合に3作ともタイプも分けられるし、どれを紹介しても「ペインズええやろ?」と自信もって勧められるのも良い(こんな人いたらウザいが)

リズムや曲調の幅がもう厳しげな気はするが、こなれてきたバンド演奏で乗り切ってほしい。フジでライブも見れたし、応援してます。Metacritic見ると今作は一段落ちる扱いみたいだけど、tr2のイントロのひっかけ方、tr.7のさりげないアクセントといい絶対成長してると俺は思うんだ…。ベストトラックは随所のパァンで曲を引き締め、今まで以上の解放感・高揚感をもって突き抜けた景色を見せるtr6。

でもこれはtr2。ただ間奏のノリは近い。にしてもシュールで曲調を無視した映像(苦笑)


TwoTwo
(2014/03/12)
Owls

いつも微妙なジャケもってきよるぜ…
01. Four Works Of Art... 05. This Must Be How... 09. Oh No, Don't...
02. I'm Surprised... 06. Ancient Stars Seed... 10.A Drop Of Blood...
03. The Lion... 07. It Collects Itself...  
04. Why Oh Why... 08. I'll Never Be... 収録時間  39:15
特別悪くはないが…何か面白くない
総評・★★★

13年ぶりの2ndアルバム。伝説的存在となったCap'n Jazz、そのメンバー編成に一番近いとされるバンドがowlsだ。13年ぶりといっても、キンセラといいメンバーはもう気楽にゃ追いつけやしないほどの作品をその間リリースしている。所属はPolyvinyl Record Co.、ジャンルは多分マスロック。バンド背景はこの外部記事に託します。Owls「Two」(epcd074) - BRIDGE INC. ONLINE STORE

内容だが、これは良くなかった。相変わらず「なんでこんなことに…」ってなバンドサウンドは奇妙で、部分部分の各パートの絡み方などは個性の塊だ。いつも思うが曲を覚えるの絶対面倒くさいだろう…。が、なんか面白くない。役に立たない曖昧な感想で申し訳ない。完成されてるから面白くないでもなく、何か、タルい前作(1st)は好きなんだ。が、その延長にある今作で何が違ったのかは上手く答えられない。時折見せるヤケクソ感(=瞬発力)がなくなった気はして、それが致命的なのかもしれない。失敗ではないが成功でも…という印象ぬぐえず。イマイチです。
視聴はリンク先から。彼らにしては割とシンプルなこの曲はけっこう好き。


Tied to a StarTied to a Star
(2014/08/25)
J. Mascis

マスシス印のアートワークです
1. Me Again   4:24 5. Stumble   3:30 9. Come Down   5:33
2. Every Morning   3:57 6. And Then   4:14 10. Better Plane   3:51
3. Heal the Star   4:34 7. Drifter   2:46  
4. Wide Awake   3:30 8. Trailing Off   4:20 Total length : 40:39
たまにはオッサンの心地よい音楽に癒されよう
総評・★★★★

最後はダイナソーJrでもおなじみ、ついに風貌共に仙人の域に達してしまったJマスシスの新譜。レーベルはSub pop、ジャンルはFolk Rock的な何かだ。

内容は、ファンならお馴染みなマスシスでいつも通り。「アコースティックサイドだよ」とだけ告げればファンはすべてを把握できるだろう。とはいえ今作はいつにも増して充実作に感じた。前作「Several Shades of Why」は枯れたと同時に覚めたような感覚もあって、内省的な作品という印象だった(非常にいい作品です)。しかし今作は軽くドラムやパーカッションも拵えられ、割と開放的な佇まいだ。曲調のバランスもよく、フルで聴く分には自分はこちらに軍配をあげる。初めて彼を聴く人にもオススメ。幅広い人に勧めたい、このオッサンが辿りついた音楽を。

フィードバックノイズ含め、ギターの音の重ね方が本当に職人芸なので是非耳を傾けてほしい。全体的に枯れてるんだが、かといってジジイになったワケでなく、ブルーズに降りたワケでもなく。元気というにはノロめだけど停止してもいなく。大ベテランとして、なんかホントもうすげー良い位置にこの人は立ってると改めて思う。

せっかくなのでアップテンポとバラードの2曲どうぞ。

最近の画像通りのめっちゃ良いおじさん的な一枚でした。次回更新はロック以外人編です。多分すぐ更新します。

マスシス仙人のアーティスト写真で記事を終えますね。

8263-770x375.jpg

いやされたー

…はい。終わりです!


出典 http://www.gigslutz.co.uk/listen-j-mascis-revealves-new-album-plans-shares-new-song/
     

タグ: 14年

コメント

No title

サム様 こんばんは

ひとことと言いつつ、かなりガッツリレビューされていて
ほほえましいですねー。

マーチャンダイスの「リトルキラー」はかっこいい曲でした。
コスモな引き際も素晴らしい。

Re: No title

返信が遅れて申し訳ないです。GAOHEWGIIさんコメントありがとうございます。

何時もながら、長くなってしまうのが悪い癖で…
なんとか、ほほえましく思われるラインにとどまりたいです。今回はタイトル詐欺でした。

リトルキラー、カッコ良いですよね。嬉しいです。
久々にこういう曲を掘れて、なんとなく感動しました笑

> サム様 こんばんは
>
> ひとことと言いつつ、かなりガッツリレビューされていて
> ほほえましいですねー。
>
> マーチャンダイスの「リトルキラー」はかっこいい曲でした。
> コスモな引き際も素晴らしい。

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Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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