「オリコンチャート終わってる」→「あれはヒットチャートじゃない」の流れにも飽きた人へ

前回こういう記事を書いたのですが、
オリコンの生死はともかく、俺はヒットチャートが見たい(一括版):一人音楽座談会
そこでうまくまとまらなかった部分を、まとめようと思います。ことの発端(例年通りのオリコン死んだ論争です)などから見たい方は上の記事を見れば流れを把握できます。


まず自分が言いたいのは、もうそろそろ「オリコン年間ランキングが終わってる」→「オリコンはヒットチャートじゃない」みたいな、、この流れももう見あきてる人の方が多いと思うということです。次に思うとしたら「ヒットチャートなんてどうでもいいでしょ」、「じゃあ何がヒットチャートなんだ?」みたいな所だと思うんですが、そこから話をしていきます。自分はあまりヒットチャートを気にしていませんが、あった方が絶対いいと思う人です。

以前書いた自分の話を補足しつつまとめるとこんな感じになります。文体が変わるのは仕様です。



・まず自分はヒットチャートが必要だと考えている(特に異種混合の総合チャート)。あまり音楽に興味ない人にも触れやすいと思うし、自分の普段良く触れるジャンルと一般の相対化にもなり、新しいものに触れる機会にもなるから。

今のオリコンはヒットチャートではない。前記事の引用を借りれば「各アーティストの販売戦略の成否」。それは昔からそうで、良い悪いではないし、まして終わる終わってないの話ではない。色んな人が言うようにCD売上だけでも配信だけでも今のヒットチャートは作れない

しかし大多数はヒットチャートとしてオリコンを見ている。そうして見たとき、あの年間ランキングやチャートをつまらないと感じるのは自然だと思う。ランクインしてる曲がつまらないのでなく、似た系列が多すぎるという意味で。音やスタイルでなく字面しか見えない年間ランキングはとにかく「同系統」が目立つ(やり玉にあげられる)。加えて、販売戦略の成否の結果をヒットチャートとして見た時に面白いと感じる人はいないと思うし、そこ(今のオリコン)から何か話そうとしても「音楽そのものを無視したもの」になりがち。そんなもろもろだけネット記事で見かけて、最近の音楽はつまらないと思ってる一般層もいるかも→それは良くない。

・ここは余談だが、そもそも一般層(そんなに音楽に関心がない層)からヒットチャートに対するニーズを感じないこと、個人的にはこっちの方がやばいと感じる。自分から音楽を掘っていく人はともかく、全体的にはヒットなどは諦めたような空気しか感じなく、閉塞感がとてつもない。ここ数年で多少解決してきたが、「ブレイクって何?」みたいな閉塞感。実際自分の好きなもの以外がどうなってるのか良く分からないこの状況は、村化も促進している気さえする(もちろん適切なヒットチャートがそれを解決できるでもないが)。

結論。業界うんぬんはおいといて、要は良い音楽さえあれば、鳴り続いていけばいいのが大本。ただ「ヒット」という概念は「ポピュラー」音楽である限り不滅。その軸すらままならない現状は問題だろう。


これが自分の意見です。そして色々な動きが実際にあるのです。これは最近のもの。
これが真のランキング? 「オリコン」と違いすぎる「iTunes」の年間順位が話題|タブロイド
オリコンとiTunesの年間順位で上20位が誰も被っていないぞ?という話。どちらが正しいとかでなく、「上手く並列化されたものがないんじゃないか?」という疑問を湧かせます。
Billboard JAPAN Music Awards 2014│Special│Billboard JAPAN
【#BJMA】2014年ビルボードジャパン・チャート解析/山口哲一│Special│Billboard JAPAN
ビルボードが今、色々な要素を複合した新しいチャートを作ろうという動きを見せています。


「ヒットなんてどうでもいい」という意見はもっともです。自分もそう思います。売れてないけど素晴らしい作品なんて昔から星の数ほどありますし、別にチャート1位だったから好きになるでもありません。何かしらで触れて、聴いてみて、気に入ったから聴くだけです。しかしヒットチャートについて、配信にとどまらず、ストリーミング再生、海外進出、アニメとのクロスオーバーなどなど、「過去最高に複雑な今、だからこそ新しい軸を構築しよう」という流れは押さえるべきだと思うのです。

「ヒットチャート」が自分にとって必要か関心あるかはともかく、「新しいヒットチャートを再構築していこう」という流れが、「終わった」の次にもう来ている。と。これが更新版で言いたいことです。少なくともこの動きは、終わっただの何だので適当にそれっぽく片づけるよりよっぽど建設的だと思います。

あとは、音楽好き同士で音楽の話でもしましょう。
音楽好きな人が増えたらいいなと思います。
アニメの話をする人が増えましたが、あの感じで増えてほしいです。終わり。



最後にもうひとつ小話。
音楽に興味ある人の中で、「あの曲はヒットした」とか書くとき、言うときってあります。もちろんその時一定以上の根拠があるべきですが、今はそこも面倒です。「ミリオンセラーしました!」「1位でした!」ではツッコまれるときもある。その時「CD売上では100万枚を売ったが、これは~商法によるところが大きく実際の売上は40万枚ほどとされる。しかし差し引いたこの数字でも年間トップ10に入る数字である。また、配信でも年間トップ10に入り、動画再生ランキング、認知度調査でも上位であった。以上、この曲は今年大ヒットした」なんて書くような無駄に複雑なのは気持ち悪いし不便です。

「この曲は大ヒットした」、もしこれに信憑性を加えるとして、「象徴的な出来事」あるいは「~で3位、~で1位を獲得した」、と。印象論以外にも、そこそこの根拠が必要だったりする際にはこれ位の分かりやすさ、書きやすさがほしい。全てを数字にはできませんが、複雑すぎるものを簡単にしておくような物差しは必要じゃないですかね。

分割した部分はこちらから読めます。まとめの部分を文章にしたようなものですが、もし読む方がいたらどうぞ。
     

タグ: オリコンチャート関連

コメント

No title

サム様 こんばんは

うーむ、今回は要点が掴み辛かったかも・・・
まぁ難しいお話ですし。

これ が更新版で言いたいことです。→

それ が自分にとって必要か関心あるかはともかく、その 流れが「終わった」の次にきてる。

チャートが必要かどうかはともかく、チャートが「終わった」の次に話を移そう、
ということでしょうか。

自分も色々な人と音楽の話をしたいのですが、
熱の濃淡はもちろんのこと、ジャンルの細分化で
お互いに価値観を共感出来ないことが多いんですよね。
こればっかりはこちら側だけ寛容になったとしても
広いコミュニケーションは成立しない訳でして。

昔はデカイラジカセをブンブン鳴らしたヒップホップ野郎が居たりして
迷惑だな、と思ったものですが
今となっては「あっちのほうが健全だったのは」と思えます。
達郎もユーミンもドリカムもワムも、今年の師走は益々スムーズに鳴っていますね。

Re: No title

コメントへの返信が遅れてしまいました。すみません

ご指摘の箇所が、見てみると指示語でひどいことになっていたので、このように直させていただきました。

→「ヒットチャート」が自分にとって必要か関心あるかはともかく、「新しいヒットチャートを再構築していこう」という流れが、「終わった」の次にもう来ている。

終わった終わっているという話はもう5年くらいしてきたのだし、その次が来ていることに目をむけて、そこの話をしませんか?という結論ですね。
分かりづらい、というか解読不能な書き方でした。ご指摘ありがとうございます。

音楽の話をするというのも難しいですよね。学生時代特にそれを実感していました苦笑。
もちろん自分の分からない音楽についての話を聞くことを楽しいですが、
やっぱりまずはある程度共有された価値観で話してみたい。
でも、音楽好きの数もそこまで多くはないし、熱もあうとなると中々そういう人はいない…。
自分はTwitterで好きな音楽について呟いて、そこで色々コミュニケーションをとったりとられたりしつつ、
偶然被ったライブ会場で話をする…みたいなことをして楽しんでいますが、頻繁にとはいきません。


>>達郎もユーミンもドリカムもワムも、今年の師走は益々スムーズに鳴っていますね。
それでもう良いような、切ないような感覚を覚えさせます。うーむ…


> サム様 こんばんは
>
> うーむ、今回は要点が掴み辛かったかも・・・
> まぁ難しいお話ですし。
>
> これ が更新版で言いたいことです。→
>
> それ が自分にとって必要か関心あるかはともかく、その 流れが「終わった」の次にきてる。
>
> チャートが必要かどうかはともかく、チャートが「終わった」の次に話を移そう、
> ということでしょうか。
>
> 自分も色々な人と音楽の話をしたいのですが、
> 熱の濃淡はもちろんのこと、ジャンルの細分化で
> お互いに価値観を共感出来ないことが多いんですよね。
> こればっかりはこちら側だけ寛容になったとしても
> 広いコミュニケーションは成立しない訳でして。
>
> 昔はデカイラジカセをブンブン鳴らしたヒップホップ野郎が居たりして
> 迷惑だな、と思ったものですが
> 今となっては「あっちのほうが健全だったのは」と思えます。
> 達郎もユーミンもドリカムもワムも、今年の師走は益々スムーズに鳴っていますね。

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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