トリップホップの旗手、Portisheadについて

Portisheadのwikiっぽいなにか。聴いたことはないけどちょっと興味がある方、大好きだけど最近聴いてなかったなという方。誰かの参考やキッカケになれば幸いです。

アーティスト名: Portishead(ポーティスヘッド)
ジャンル: トリップホップ(代表格)
影響を与えた:一部オルタナティブロック、エレクトロニカ
主な活動年代:90年代(93 - 97)

Portishead_cr_Eva Vermandel_2008-min
http://www.mtv.com/artists/portishead/

Portisheadは、同時期に活躍したmassive attack(マッシヴ・アタック)Tricky(トリッキー)らとともに、90年代中後半の洋楽史に確かな足跡を残した、「トリップホップなるジャンルの代表的アーティスト(注・あまり好ましい呼称ではない。別記事参考)。主な作曲を手掛けるのは「ジェフ・バーロウ」で、そのルーツは映画音楽とヒップホップ。これだけでも興味がわく取り合わせだが、彼はそこに「ベス・ギボンズ」というシンガーを見出すことで、ポーティスヘッドの音楽スタイルを創り上げた。

映画音楽に強い影響を受けたメランコリックなサウンドスケープに、ヒップホップやブレイクビーツを通過した90年代的ビート感覚をくっつけて、昔の質素なジャズボーカル曲のようなメロディを紡ぐ。一聴すると古典的な佇まいのようでありつつ、明らかに現代的・異質だったその音楽スタイルは各方面に多大な影響を及ぼした(具体例としてはRadioheadの名盤OK computer)。しかし、そんな能書きを一発で粉砕するほど強烈な感覚がPortisheadの音楽には宿っている
聴けば誰だってそう思う、その感覚とは。


「死ぬほど暗い」


暗い曲や重い曲はどんなアーティストにもある。しかしポーティスヘッドの場合、ほとんどの曲が「異常に暗く、重い」。震えるベスの声、幽玄な音色相まったその楽曲は、仄暗い水の底から鳴らされたような、時にサスペンス・ホラーの域に達する(主に2nd)。こんな代物が、ブラーやオアシス然りのブリットポップ全盛期のUKから出で、全世界で大ヒットしたのだから世の中不思議である。作曲者をして「こんな暗い音楽に歌を乗せてくれる人がいるとは思ってなかった」との談は伊達じゃない。そして、そんな強烈な世界観に魅せられるリスナーは今も多い

雑な書き方をしたが彼らの音楽はもちろん「暗い」だけではない。それは転じて美しかったり、気高かったり、綺麗で、恐ろしかったりもする。1stに顕著だが、そんな繊細なコントラストもポーティスヘッドの魅力である。3rdはまた少し違うが、基本的には「無二で絶品の歌もの」として仕上げられているのが大ヒットの要因だと思う。その間口は広いので是非聴いてみてほしい。…でも、にしたって暗い。「時々すごく寂しくなる」「どちらかというと何もしたくない」「誰とも会いたくない時がある」そんな人にオススメだ。決して誰かと一緒に聴いてはいけない。(冗談です。興味持ったみなさん聴いてみてくださいね)


メンバー
ベス・ギボンズ  (Vo) 
ジェフ・バーロウ  (Key. Programming, Dr) 
エイドリアン・アトリー (Bass, Guiter)  


オススメ曲

Glory box : 代表曲。サンプリングされたストリングフレーズの魔力。
あなたを愛する理由を頂戴」 そして鳴らされる歪なギター…。
Sour times  : これも代表曲。なんといってもイントロが強烈すぎる。
誰も私を愛さないの、それは本当よ」  この2曲は1stアルバムに収録。
Only you : ヒップホップ要素が絶妙な味付けにより歌ものに昇華された佳曲。
私たちは毎日苦しんでるんだけど、いったい何のため?」  2ndに収録。

流石にこれだけだと一面的すぎるので、他にもプレイリストを作りました。
https://youtu.be/57C_eWa2bgo?list=PLyOg2Z12L928xBwpMZichao0WH8jMhWo4
スイートな一曲に、気高い一曲、そして何とも言えない一曲。こちらも魅力的。

初めて聞くなら
初めて聞く際のオススメアルバムはやっぱりファーストアルバムのDummy。文句なしの代表作です。
ダミーダミー
(1994/11/26)
ポーティスヘッド

商品詳細を見る

そもそも公式でのリリース作品が4つしかなく、廃盤などもないため、集めようと思えばすぐ集められる。まずはファーストから、そのまま追ってセカンド、サードといくのが良いかと思います。

参考までに、
全アルバム感想はこちらから。

バックグラウンド、関連アーティスト、トリップホップについて(後日更新予定)
     

コメント

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Re: No title


Tjさん、コメントありがとうございます。

検索から偶然、そして興味を持ってもらえたというのは
こちらも嬉しい限り…コメントまで感謝です。(励みになります)

これからも月2-4ペースくらいで更新していくと思うので、
またぜひお越しください。ありがとうございました。

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サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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