PAVEMENT / Wowee Zowee (1995) 感想

Wowee ZoweeWowee Zowee
(1999/06/08)
Pavement

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わりとクソジャケなんじゃないのか。いや好きだけども。

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
01.We Dance 3:01
02.Rattled by the Rush 4:16
03.Black Out 2:10
04.Brinx Job 1:31
05.Grounded 4:14
06.Serpentine Pad 1:16
07.Motion Suggests 3:15
08.Father to a Sister of Thought 3:30
09.Extradition 2:12
10.Best Friend's Arm 2:19
11.Grave Architecture 4:16
12.AT & T 3:32 
13.Flux = Rad 1:45
14.Fight This Generation 4:22
15.Kennel District 2:59 (Spiral Stairs)
16.Pueblo 3:25
17.Half a Canyon 6:10
18.Western Homes 1:49

Totallength : 55:51

総評・★★★★★
ペイヴメントサウンドの完成系・ハイクオリティ揃いの疑いなき好盤
 
前作でさりげないブレイクを果たしたペイヴメントが次に放ったのが今作、ワーウィー・ゾーウィー。若干ペイヴメントの中では影の薄い作品ですが、これは間違いなく素晴らしいアルバムです。

まずその収録曲数に驚かされます。ローファイと言われるようなバンドでは珍しくないことですが、凄いのは一曲一曲のキチンとした輪郭の立ち具合。この手のシンプルなロックサウンドで、18曲もの曲数をしっかり全部聞かせられるバンドなんて一体いくら居るでしょう。ペイヴメントはロックを小ばかにしつつも、リズムやフレーズ・キメの入れ方などは非常に良質なロックのソレという奇妙な奴らですが、そんな実は普通に良いバンドである彼らなりの王道ロックアルバムがコレ。バンドの感覚(個性)でガチッとまとめあげられたそのロックサウンドは聴き応えたっぷりです。飛び道具系バンドでも何でもない、真の実力を持ったロックバンドで在ることをを音で証明したアルバムだと思います。
  
この作品以降のペイヴメントの個人的な聴きどころは(メロディももちろんですが)アレンジ。特に多種多様な間奏は本当に素晴らしいねじの外れたような音の連打、王道をうまくすり抜けてでてくるギターフレーズなどなど…S.M恐るべしです。曲数も多いので、今作では彼らならではのアレンジワークをお腹一杯に堪能できます。ファーストで飛び出てきて、セカンドで確固たる評価を固め、その地盤の上でじっくり練ったのが今作といったところでしょうか、「最もペイヴメントっぽいアルバム」という評価も結構されているようで、自分も全く同意見です。小馬鹿にしたようなノリから繰り出されるハイクオリティな楽曲の数々には、嫌みすら感じさせます。これが才能か…。

キラーチューンというか、核と言える曲がないので一発目に聞くのは少し不向きですが、ペイヴメントをある程度聴いた人はぜひこれも手に取ってほしいです。ロックに限界を感じてる人が聴いても何かが見えてくるかも?

視聴用の動画はこちら
tr.2:視聴はこちらから。かなり骨格のしっかりした曲。普通に良曲ですが特に間奏が圧倒的センス。
tr.8:視聴はこちらから。カントリーチックで、やはり普通に良い曲。ソングライティング力の高さがうかがわれます。
tr.5:視聴はこちらから。非常によくできたギターアレンジが聴きどころ。歪みつつも完璧に整ってる。
tr.12:視聴はこちらから。ペイヴメントしか作れない本当に何の意味もない最高の曲です。最後の叫びは奇跡。

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タグ: 90s 50分台 傑作 バンドマンへ

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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