ライブ感想 吉田ヨウヘイgroup/ Not Wonk / SaToA @ 渋谷WWW 2015/06/24 

ご無沙汰しております。今回はライブ記事です。吉田ヨウヘイgroup主催、アルバム「paradise lost, it begins」リリースパーティに行ってきました。素晴らしい企画で…ひとつ日記的な感想を残しておこうと思います。


渋谷WWWには初めていきましたが、凄いひょっこりとしたところに入口があって驚きました。階段を下りていくとライブホール。キャパは450人らしく、段差があって3,4段に分かれている客席フロア(元映画館だった名残だそう)が印象的。観客席からステージの真正面に立つと演奏者と2~3mくらいに…良い距離感です。まだまだまばらな会場の中、せっかくなので一番前のエリアで開演を待ちます。

出演は吉田ヨウヘイgroup/ Not Wonk / SaToA。ワクワクです。


SaToA
トップバッターはSaToAというガールズスリーピースバンド。かなり緊張していたのか全体的に固かったのですが(特にvo)、飾り付けのないバンドサウンドからは楽曲・雰囲気の良さがひしひしと伝わってきました。検索してみたらthe sign magazineの記事が引っ掛かり、見ると驚き「2015年2月10日」の記事に「この日がバンドにとって初ライブ」なる記述が。ということは4ヶ月での抜擢…?呼ぶ方もすごい懐っすな。

https://soundcloud.com/sachisa
サウンドクラウドに楽曲が置いてあったのでリンクをこちらに。どれも#demoタグついてるのが気になりますが…まぁローファイ系宅録ガールズバンドということで。これから7インチ(!)の初リリースも控えているようで、ライブを重ねていくうちにどんどん持ち味を増していきそうです。自分は瑞々しすぎるメロディにキュートなコーラスが魅力の「Trees」が好き。狙ってなのか天然なのか、少し変なコード進行でひっかけてくる感じも面白い。次の音源にも期待ですね。


Not Wonk
続いては北海道は苫小牧からはるばる来ました新鋭のスリーピースロックバンド、Not Wonk。自分はこのバンド見に行ったのですよ。19歳二人20歳一人という新星で、ちょうど今年5月20日に1stフルアルバムをリリースしまして…これがマジですごく良くて。楽曲の良さも勿論ですが、何よりその勢い、感性、佇まいに強く惹かれた。これは機会があったらぜひライブ見たい!ということで巡り合ったのがこのイベントだったわけです。アルバムについては今度じっくり単発記事で取り上げたいと思います。余談ですがCloud Nothings、去年のHappyness、今年のCourtney Barnettといい良いギターロックバンド…昔からの音楽スタイルを、自分たちの音として新鮮に鳴らし切れるバンドがぞくぞく現れててうれしい限りです。ギターロック好きとして、このあたりはまとめて特集したいところ。

話がそれました。まだ良い動画がそんな挙がってないのが惜しまれますが、ここはとりあえずMVを。楽曲の良さが伝わるはずです。

でライブですが、いや~すごかった。正直音のバランスとか良くなくてせっかくのボーカルメロディが埋もれちゃってたり、爆音過ぎてギターが何の音弾いてるかわからなくなってたりと色々ツッコミは入れたくなったんですが、そんな要素をブッ飛ばして余りあるパワー、エネルギー、加速力!圧倒された。ライブって、向こうがすごいエネルギーで迫ってくると音を聞いて体を動かしているだけの自分までそのエネルギーの一部になっているような…そんな錯覚に陥ることが時々あると思うんですが、最大熱量でその感覚を味わえました。このバンドはすごい。最後4曲くらいはどれが最後でもおかしくないクライマックスの連発でノックアウトされました。

吉田ヨウヘイさんが呼んだのも納得のポテンシャルで。ただ正直音楽性は真逆に近いので、本人たちも「なぜ呼ばれたのか」と不思議がってました。「よくわかりませんが、とにかく楽しくやらせて…そういうことだと思うんで、勝手に楽しくやらせてもらいます」(うろ覚え)とMCをしてましたが、「楽しんでる」のは勿論のこと、その言葉の響きの生ぬるさを超えて、「ただ全身全霊でイマ・ココに在る」(どこかで見た言葉の引用です)、そんな印象を受けました。音楽性はまた違うんですが、その在り方、3ピースで北のマチの外れ(自分は北海道出身ですがこの表現を使わせていただけます)から全国へとなると、やっぱり留萌出身のあのバンドもすこし思い出したり…それは雑談として。とにかくこのタイミングで見れて良かった。このままいけば彼らはドンドンきますよ。売上がなんてチャチな話じゃなくね!また見に行きます、絶対。お布施にシャツも買ったので。
感想はいずれまた。


吉田ヨウヘイgroup
そしてトリを務めるは目下3rdフルアルバムをリリースした今企画の主催、吉田ヨウヘイgroup。音源はもってなく、ライブを見るのはこれで二度目という不思議な感じで参戦です。その時の感想記事を…と思ったらなんとブログに更新していないのですね。恵比寿のフェスで見ました。呟いてたのでソレをひとつ。ライブ感想は半分くらい更新を怠るので、こういう時ほんとしっかりしろ自分て感じです…置いといて。なんにせよ良いバンドなのは知りつつも、非常にフラットな状態でライブに臨んだわけです。

ライブですが。

感動してしまいました。

センチメンタルな曲調で、とかそういう感動じゃなく、この楽曲がこの演奏で鳴らされていることに感動した。いや、3曲くらいしか聴いてなかったのでだいたい全部初聴きな感じだったのですが、どれも凄まじい曲・演奏クオリティで。リズムセクションも、感性の外れたフルート(←メロ感覚がヤバい)やコーラスワーク、シティポップにマスロック・ポストロックやらエモなど差し込んだクソ面白いギターサウンドも、すべてに「ウワーこれはヤバい」と慄いてしまった。楽曲構造と音の組み込み方が半端なかった。圧倒されすぎてどう書いていいのか分からない感じ。怪物的でした。みんな見たほうがいいよ

新作からのライブ動画は流石にまだあがってないみたいなので、先行曲を。でも一曲で測れるバンドじゃないですね。音楽性としては「ダーティー・プロジェクターズ」やらが例にあげられてるみたいですが、自分聴いたことないので何とも言えません。悔しく。音源ではキッチリ「最近なにげなく流行ってる音の感じ」枠に収めてる印象ですが、ライブはこの枠を軽々新領域に拡張していた。興味ある(出た)方は絶対見に行ったほうがいい―…ちょっと暇がある人も是非。このライブ演奏はヤバいんじゃないかと(←もうヤバいしか言ってないし感想でもなんでもない!苦笑)。

ただ一つ挙げるなら、ほぼMCを挟まない内容だったんですが、本編最後に「間違ってほしくない」をやる前だけ、長めのMCを入れてたんですね。この曲はすごい雰囲気をもったイントロの曲で…この前に少し空気が緩んでしまったのだけ残念、という見方もあるかも。ただMCはすごく面白かったです笑。

えーまた話がそれましたが、なんかですね、今まで自分が見てきたライブの中で一番良かったと思ったんですよ。掛け値なしに。アルバム買いました。聴きこませてもらいます。素晴らしい企画ライブをありがとう。このライブを、できるだけ多くの場所で演奏してほしいです。(水戸とか…いいんじゃないですかね…)




余談
最近常々思うんですが、自分の近くに面白そうなことが偶然あったとして、「気分が乗らない」ならそれをスルーして全然いいと思うんですが、「なんか面倒だから」が理由の時は絶対突っ込んだほうが良いなって。気分はアテになるが、「面倒」て感性はクソもアテにならんなと。そんなことを思いました。寄ってよかった。

また滞っちゃってましたが、ブログ更新も進めたいです(定期更新とはなんだったのか)。次の更新予定は記事中でも触れたように「ギターロック」について、連載気味に熱苦しく書きたいなと思ってます。そんな感じで終わりです。
     

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サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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