PAVEMENT / Brighten the Corners (1997) 感想

ブライトゥン・ザ・コーナーズブライトゥン・ザ・コーナーズ
(1997/01/08)
ペイブメント

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相変わらず面白いジャケット。歌詞の小ささが異常。何とか一枚にまとめようとした結果がこれだよ!

(佳曲)<太字(好み)<普通 赤太字は名曲 灰色は好きでない、下線は個人的なベストトラック
トラックリスト
1.Stereo - 3:07
2.Shady Lane - 2:40
3.J vs. S - 3:50
4.Transport Is Arranged - 3:52
5.Date w/ IKEA - 2:39 (Scott Kannberg)
6.Old to Begin - 3:22
7.Type Slowly - 5:20
8.Embassy Row - 3:51
9.Blue Hawaiian - 3:33
10.We Are Underused - 4:12
11.Passat Dream - 3:51 (Scott Kannberg)
12.Starlings of the Slipstream - 3:08
13.Fin - 5:24

Total length : 46:10

総評・★★★★
こなれた仕事で自身の個性をポップにまとめあげた好盤

完全にぶっ壊れたサウンドを繰り広げた歴史的価値も高いファースト、期待に応え前作の路線にポップさを加えてブレイクしたこれまた名盤のセカンド、ひとまず自らの求めるサウンドを極めたサードときて…4枚目。このアルバムでは彼らの熟し切ったバンドサウンドが楽しめます。前作もその毛がありましたが、気楽・適当を装いつつももうかなり凝り始めてきています。何となくここまでの4作は「やりたい放題やる」→「ポップ要素をとりこんでバランスをとる」→「やりたい放題やる」→「ポップ要素をとりこんでバランスをとる」(今ココ)という流れを持っている気がします。意識的なのかな。 
 
最大の個性であるぶっ壊れた感覚はそのままですが、壊れ方をきちんと把握したうえで自由に操ってる気がします(後期のソニックユースの出すノイズに近いかも)。どの曲もかなり整合性が高く、とっ散らかったまま放置したような曲はついになくなってしまいました。S.Mのメロディメーカーぶりも勿論のこと、前作に続いて間奏のセンスが絶品です。特に最終曲Finなんて本当単純に良い!彼らがすでに高みに辿り着いていることを高らかに証明しています。同時にこの路線での彼らの限界も見えるんですが(これ以上続けるとマンネリになりそうな感じ)、そこは頭のいい彼ら。次作ではナイジェル・ゴッドリッチなんて名プロデューサーで新しい風を送り乗り切りました。

大体全部の曲好きですが、「こなれた」感じがあるからか、何となく突き抜けてこない印象もあるアルバムです。「まぁこうなるだろうな」というか。じゃあ悪いのかと言えばんなことは全然なく、単純にバンドの個性を生かした完成度が高い曲がズラッと並ぶ様は圧巻。でも、特別な一枚にはならず…この時まだ8年目ですが、ベテランがつくった味のある一枚ってイメージの一枚です。

とか書いておきながら、出来の良い曲があまりに連続するからあっという間に聞き終えちゃいました。うーん、本当に良いバンドだったなぁと再認識。凄ぇ。気軽に聴けてその凄さが良く分かるという点では今作が一番好きかも知れないです。でも自分がペイブメントに求めている「何か」が足りない気もするので星5つはつけません。1.8.辺りにはその「何か」を感じるな…。なんだ、アホっぽさだろうか。確かにまとまりすぎててぶっ飛んだテンションはないかも。そこがまた味なんですけども。 

視聴用の動画はこちらから

ステレオ→シャディレイン→データw
tr.1
PV、あまりこっちをナメてんじゃねーぞ。
こういうポップで個性的って曲が最高に好き。間奏といい個性の塊
tr.2
素晴らしいメロディ。二番へのつなぎ方は少し納得いかないが些細なこと。
tr.5
滅茶苦茶ポップな曲。この曲聴くと、やっぱり当時はバンドに限界を感じていたんじゃないかと思う。

次作(Terror Twilight)へ飛ぶ
前作(Wowee Zowee)へ飛ぶ
     

タグ: 90s 40分台 秀作 バンドマンへ

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プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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