Diary #FUJI ROCK FESTIVAL'16 7/23(Saturday) 感想

フジロック2016に参加してきました。見てきたものの感想やらを日記としてこのブログに置いておきたいと思います。この日はThe Album Leaf、Con Brio、Wilco、Beck、Squarepusherと見ました。では雑談を踏まえながら。



2014年の前回は北海道は札幌からの参加でした。船で18時間かけて新潟港まで向かったのをよく覚えています。うまく寝れなくて結局夜にダウン、寒さで死にかけたやつですね。交通費のまとめとか更新したりしてました。
FUJI ROCK FESTIVAL'14 7/27(SUNDAY) 感想①:WITHOUT SOUNDS
北海道からフジロックに行くための交通費はどれ位?
で、今回はところかわって茨城は水戸からの参加です。海を越える必要がないので、行き方は「水戸→上野→(新幹線)越後湯沢」と超シンプル。水戸―上野において特急を使うかによって、片道7000~9800円、3時間~4時間てところですね。ハードルが低いとは言えませんが、札幌にいたときよりグッと身近な存在になりました。当日は朝8時に起床、12時半ごろにはもう越後湯沢に到着。やっぱ船旅はなかったな…と心から実感しました。

前回も思いましたが、越後湯沢駅に着いての景観――ハイキングに行くようなリュックにバンドTシャツという独特のスタイルの人たちが日本人外国人関係なく一堂に会している、何だか皆がワクワクソワソワしている空間――とか見ると、「おぉ~来たなぁ」と盛り上がります。まずはロッジに荷物を預け、フシギソウをゲットし、殺人的な太陽にさらされつつシャトルバスに乗り込み。14時ごろに着きました。このゲートをくぐるあたりからレッドマーキーの音漏れが聞こえてくるのが一番アガる時かも。
ファイル 2016-08-02 1 56 35-min(この写真力の低さよ)
以下みたもの。


The Album Leaf

遅刻したため後半だけ。Always for youには間に合った。特定層の胸を突いてやまないであろうこの一曲、異物感のあるぶっきらぼうなボーカルに少しチープなシンセ、湿りのある打ち込みが何故か泣ける。不完全さの魅力でしょうか。声の感触ではThe Notwistの「Pilot」もそんな感じ。今回のフジは、さりげなく「Sigur Rós」「The Album Leaf」「Tortoise」「Explosion in the sky」「BATTLES」と、ポスト・ロックの(実際はともかく、そう括られたりもした)代表的なアーティストが割と揃っていたのが地味に熱かった。それぞれが個性を魅せつけるプレイで評判も良く、自分はあまり見れていませんが、人伝ながらに健在を感じました。嬉しいです。


ROVO
移動もあり、ラスト一曲しか聞けず。相変わらずのトランスクラウト&ツインドラムス具合に、絶対良かっただろうな~と後悔。このあと、オレンジコートでご飯を食べていました。今回写真をほとんど撮ってなくて彩りに欠けるのですが、なんかヘルシーな食材を取り入れていた…なんたらハンバーガーが美味しかったです(なにも伝わらない)。


Con Brio

前日に少し聴いてみてよさそうだな~位のノリでみたんですが、この人のステージングは最高でした。デビューアルバムを出したばかりとは思えない。一挙一動に惹きつけられ、エネルギッシュなダンスに歌唱力。JBのように開脚やマイクパフォーマンスを見せながら、ステージを縦横無尽に動いて観客を煽りながら↑みたいな曲をやってました。それはもう盛り上がりますわ…。アルバムはこの音楽性ながら音が軽めで物足りなかったんですが、ライブを見て一番魅力的に思ったのは心底楽しそうに歌い踊るジーク・マッカーター(23!)自身でした。その様にこっちまで連れてかれてしまう、まさにポップスターの器。こういうひとが一番すごいというか、カッコいいなぁ。演奏中、普段なら絶対仲良くなれないような上半身裸のパーリーメンが自分の近くに現れたのですが、この人の前でなら仲良く踊れる気がした(?)。でも演奏中にステージバックに自撮り始めんのはマジでやめよう。11月再来日です。起これ旋風!
Con Brio // A Sex Supreme - YouTube



LoadToFuji_river-min.jpg
ここでひとつフジらしい光景を。川遊びで涼みながら音漏れ聴くのも一興……。


Wilco
で、本日の目的バンドのひとつ。が、悔しくも後半半分しか見れませんでした。ウィルコはメロディを大切にしていた『Being there』と『Summerteeth』がとても好きで、次いで『YHT』『Whole love』、後は曲単位で愛してます。転換作となった昨年のアシッド・ロケンローアルバム「Star wars」は気の抜けた炭酸というか、どうも気に入れず、新曲にもノれずと不安もあったのですが、老舗ロックバンドのロックンロール・グルーヴ、そしてオルタナカントリーと謳われた自由な展開と音遊び。円熟の演奏はさすがの一言でした。

自分としては「via Chicago」と「Impossible Germany」がトピック。前者はやっぱり中盤からのアレですね。近くの人が「このバンドおもしれー」と笑っていたのもよかった(?)。後者はWilcoを知った曲であり、ギターソング選があれば絶対載せたい大名曲と思ってるので、ネルス・クラインが弾きまくる姿、そしてあのクライマックスを生で聴けたのには心から感動した。満足しすぎてちょっと消えそうでした。ウィルコ、次回は2時間くらいの尺、単独で見たい(A Shot in the Arm, Misunderstood...)。新譜とともに来日報に期待します。でも新譜も前と似た路線なのかな…?



Beck
んで、本日最大の目的のひとですね。トータスとギリギリまで悩んだのですが、そちらは今年に単独を見て大満足していたこともあってこちらを選択しました(シャツはトータスだった)ベックは特に思い入れ深いアーティストです。250円でかったblur『blur』とBECK『Odelay』、この二作が「ローファイ」原体験だった。そこからPAVEMENTに飛び、インディロックに傾れ込んで今に至ってます。「Hi Five」の本当にクソなジャンクノイズ、早弾きソロの失敗を収録するトボケたセンス、音楽ジャンルを千切って出鱈目に縫い合わせた傑作「Where it's At」の最高さ。ここがいろいろ自分の岐路だった気がします。(Morning Phaseの感想もどうぞ)。

でも、ライブ前はなんかあまり気分が乗ってませんでした。事務的に演奏して帰っちゃうんじゃないの?という謎の疑惑を持ってたり。でも、そんな諸々はBeck登場、からDevil's Haircutの図太いリフが鳴らされた瞬間全部飛びました。Beckがどれだけ好きか思い出せた。

Beck Concert Setlist at Fuji Rock Festival 2016 on July 23, 2016 | setlist.fm
内容的にはまず「セットリストの勝利」というか。全キャリアからまんべんなく選ばれた集大成的な内容、そこに浮かび上がる音楽性のスケールはまさにフジ20周年の顔となるものでした。フジが歴史を積み重ねている間も、BECK自身全く音楽的な歩みを止めてないわけで…その軌跡・歴史を一望できたのが素晴らしかった

演奏ハイライトは「Paper tiger」かと。原曲でもストリングスとディストーションギター、リズム隊が折り重なる後半部が素晴らしいんですが、今回の編成ではギターをメインにそれを再現。この日最高の演奏でした。あとは更にアップテンポになった「Sexx Laws」にベック流ファルセットバラッド「Debra」もGREAT。極めつけはラスト、「Where it's At」でメンバー紹介のなかにプリンスとボウイの楽曲を披露したのがよかったですね…。単なる追悼でなく、残された楽曲が自然に継がれ、これからも鳴らされていくものとして感じられたというか。BECKらしかったです。この音楽的な器、満点のヘッドライナーでした。ベストアクト。


Squarepusher

最後は体力を振り絞ってスクエアプッシャーへと向かいました。ライブはDJセットでしたが、いろいろすさまじかったです。ひたすら予定調和を避けるような曲展開、メロと同じくらいに吹き荒れる凶悪なマシーンノイズの嵐、それを小節でなくフレーズ単位で機械的に切り取って細分化してエフェクトまでつけて鳴らし替え連弾にするような。深夜の山中にマッドトリップ・クラブミュージックが鳴り響くという異次元空間。とにかく間違いなくこの日一番の音楽情報量だったし、逆に方法論としては最もミニマルなステージでした。ちょっと見てくかとステージに来た人、面白いくらい帰っていく。俺、よく分からずに立ち尽くす。そして前方の人たちはこの上なく絶賛。「流石だ」と思いました。アレは何だったんだとフジ後最新作を聴いてみたのですが、ライブは倍倍で凶暴な音になってたんですね…。最後はヘルメットを外し、ベースをもって自分にも馴染み深い「Hello Meow」と名曲「Tetra-Sync」を披露。匠の技でしめてくれました。



というところで初日は終了。ロッジに帰った後は、天然温泉(ですが、シャワーはチビチビとしかでない、そこらの小さい銭湯以下の浴槽ひとつしかないという、なかなか残念な…)につかって一日の疲れをいやしていました。文句はすこしあれど、ライブ後そのまま温泉に入浴できることのなんて贅沢なことよ。


えー、ダラダラとクソ長いんですが、二日目に続きます。→To be continued...
Diary #FUJI ROCK FESTIVAL'16 7/24(Sunday) 感想:WITHOUT SOUNDS
     

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サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

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