2017年の一枚 pt1 阿佐ヶ谷ロマンティクス / ent / Flaming Lips / Bonobo / Cloud Nothings

2017年一月の記録まとめ。今回は聴いたもののメモ。
(ジャケ画像は張るのが楽なのでAmazonのものです。曲リンクは動画が見つからなかったら収録アルバムのリード曲。)


・1月のプレイリスト


IMG_4116-min.jpg

◆今月のフェイバリットトラック(大凡)
https://itunes.apple.com/jp/playlist/2017-01/idpl.b6ae88f9fec3412b88b48224b5b5e749
(Apple Musicのプレイリスト)

・Sloppy Heads / The Suck
・阿佐ヶ谷ロマンティクス / 離れ離れ
・ent / 悲しみが生まれた場所
Arto lindsay / ILHA DOS PRAZERES
・Ronald Bruner, Jr / Take the Time
・Thundercat / Show You The Way
・Flaming Lips / Sunrise (Eyes of the Young)
Bonobo / Outlier
Cloud Nothings / Modern Act


 

・Sloppy Heads / The Suck
Sloppy Heads - Useless Smile (LP+DL) - sone records
YO LA TENGOのJames McNewプロデュースのローファイ・サイケトリオ。キュートな女性ボーカルとさえない男合いの手コーラス混じったこの曲は自分の好きなインディギターロックが詰まった曲。ここまでの音だと最早ローファイというか、「チップ・ロック」みたいな新しい名前をつけたくなっちゃう。
https://soundcloud.com/the-sloppy-heads/the-suck



・阿佐ヶ谷ロマンティクス / 離れ離れ
P-VINE発、2014年結成の5人組バンド。アルバム『街の色』はロック・ステディ風味も混ぜつつ日常に沿ったグッドミュージックを展開する好盤で、『Family』あたりのPolarisを少し思い出させたり。シティ・ポップと括られそうだけど、洒落だけ切り取ったものじゃなく、音にちゃんと生活が感じられ、心地よい、の前に沁みます。そして抜群のギターソロが言葉の摘みかたの物足りなさと情感を補完する。一曲選ぶならコレ。フジの小さめのステージでふいに足を止めてこの曲聴いたりしたら俺普通に泣きそう
阿佐ヶ谷ロマンティクス - 所縁 (Official Music Video) - YouTube(アルバムリード曲)



・ent / 悲しみが生まれた場所
ストレイテナーvoのソロ第二作。テナーは『Nexus』がすごく好きだった……というのはおいといて、前作未チェックなんですが、ふと再生してみたらポストロック通過のフォークトロニカ系列か、特に序盤の流れが素晴らしかった。先行曲はヨーロッパ仕込み、PhoenixのEverything Is Everythingを思い出させこれもハイセンス。やっぱりこの辺のひとたち、枠を外してあげると一筋縄でない。枠に人気と注目が集中して、パブリックイメージが形成されてしまうのが悲しい……良作です。
ent - 悲しみが生まれた場所×東京コスモ



・Arto lindsay / ILHA DOS PRAZERES
更新しました。→Arto Lindsay / Cuidado Madame (2017) 感想  ノーウェーブ、ブラジル音楽の証人が立ち会わせた2017年
Great New Albums(これ何か違う言い方ないかな……)。


  
・Ronald Bruner, Jr / Take the Time
・Thundercat / Show You The Way

Thundercat:『Show You The Way』を語る 
上が兄、下が弟。激烈な兄弟で新譜待機組(←3月前半 →2月後半)。カマシの流れで入ったけど各プレイヤーのソロ作みんな本当自由ですげぇ面白い。USインディのこと書くとき自分が枕詞にする「自分たちの歴史観でジャンルをうんたら」、この辺のジャズのひとたちも皆そんな感じがする。Jrの方はごり押しすぎて笑ってしまうし、Thundercatは物凄く丹精。方向性も正反対でこれは要チェック!
Ronald Bruner, Jr. - "Take The Time (feat. Thundercat)" - YouTube
Thundercat - 'Show You The Way (feat. Michael McDonald & Kenny Loggins) - YouTube



・Flaming Lips / Sunrise (Eyes of the Young)
『The Soft Bulletin』からの三部作で獲得したであろうファンを他所に、飛空艇でも手に入れたのか未踏のフィールドに降り立って行った稀代のヒッピー系サイケポップ集団、14作目『Oczy Mlody』より。前作と同じくかなり瞑想・思索的な一枚ながら、今回はよくよく聴いていくとあの頃の優しいリップス・メロディも確かに流れていて、コレはもっと時間をかけて聴きこみたい。とりあえずこの曲がすごく好きで、小品としてまとめられてますが、この美メロはぜひともMercury Revの「holes」ばりのアレンジで聴いてみたかった……。
The Flaming Lips - Sunrise (Eyes Of The Young) [Official Music Video] - YouTube



・Bonobo / Outlier
アルバム『Migration』は傑作だと思いました。何曲かのアレンジ聴いていると、「これ、ジャンル"ポスト・ロック"ってことにしてくれないかな……」って思う。すっかりポストの方が定型化してしまった今、その一部を引き継いでビートに膨らんだものが本当に素晴らしくて困る(?)。この辺、「エレクトロニカ」の語も古くなってきたし、ここはひとつ、ポスト・エレクトロニカとか……いやないな(名付けるのも遅すぎ)。音楽でファンタジーを旅するような傑作です。ところで今見たらUKチャート5位ってかなりすごい。フジロックにはバンドセットで出演とのことで、これも絶対最高だろうなと。
Great New Albums
Bonobo : Outlier - YouTube
Bonobo : Break Apart (feat. Rhye) - YouTube(リード曲はBedroom R&B)



・Cloud Nothings /up to the surface
説明不要、セールスなんてお構いなしで自分たちのギターロックに全能感を保ち続ける貴重なロックバンド。もちろん人によるとは思いつつ、今作がこれ最高傑作じゃないですか?一曲目のピアノ、間奏だけで何故か泣きそうになった。これ聴くと本当「(ジャンル名)は死んだ」とか「(シーン)の再興」とか、そんな冷静に俯瞰してる場合じゃないよって思う。まぁ皆「やばい」しか言わない世の中になったらそれこそ死ぬほどつまらないと思うけど、このアルバムを前にして適当な距離をおいて書き出すなんて自分には無理だ……。1990 - 2000年代エモがどうとかいう歴史の前に「今」「この一枚」だけで自分の心に直接響く。
omg best album ever
 (リード曲)

余談、ブログタイトルはダイナソーの「WITHOUT A SOUND」から取りつつ、検索よけの為すこし変えてるんですが、偶然ながら改めてそうしといてよかったなと。
     

コメント

コメントの投稿


非公開コメント

プロフィール

サム

Author:サム
旧「一人音楽座談会」。
音楽に限らず、作品やアーティストに対する検索結果がもっと充実したらという気持ちで更新しています。「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。
背景はBOCの「Tomorrow's harvest」。Twitterは↓。

カテゴリ
Twitter
リンク
クリックで展開
NewCcounter