スピッツ全フルアルバム感想 -中期①前半- ~J-POPへ、青い車と00sインディ

(2017/07/04 書き直し)

スピッツの全フルアルバムを、(独断で)初期・中期・後期と分けて振り返ります。
初期についてはこちらからどうぞ。
曲の色付けは赤太字(名曲)赤字(大好きな曲)太字(良曲)みたいな感じで、下線曲が作品の個人的ベストトラックです。
SPITZ_Spider-min.jpg 1994年


中期①前半
中期①は初のオリコンランクイン作を生んだ『Crispy!』から『インディゴ地平線』までです(この記事では『Crispy!』と『空の飛び方』のふたつ)。笹路正徳さんが関わった時期で、売れ線への転換・挫折・そして大ブレイクといった期間ですね。前回取り上げた初期では「洋楽」「インディ」をキーワードとしましたが、中期①のキーワードは「J-POP」。つまり、曲におけるメロディの地位が高くなっていく。歌詞はよりストレートな言葉遣いが求められる。スタンスとしても「インディ」から多くの誤解と責任を負う「メジャー」へ、今回はそんな変化の序章、ホップ・ステップ、までの二作です。

注・今回の2作、自分はリマスタ盤でなく旧盤しか聴いたことがありません。なので感想は旧盤準拠です。リマスタと旧盤の区別は品番でつきます。POCHが旧盤=ポリドール、UPCHがリマスタ盤=ユニバーサルです。帯などを見て判断し、リマスタ盤を手に入れましょう。


 

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特集記事・スピッツについて~断言はしない、現実主義なロマンチスト

スピッツについて、オススメ作品・バンドの音楽性(魅力)について・アルバム感想をまとめました。ちゃんと聴いたことはないけど興味がある方、大好きだけど最近聴いてなかったなという方。誰かの参考やキッカケになれば幸いです。
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画像出典・http://ticketcamp.net/live-blog/wp-content/uploads/sites/3/2013/12/2801542.gif
スピッツは1987年に結成された日本のロックバンド。91年にメジャーデビュー、95年にリリースしたシングル「ロビンソン」で大ブレイク、以降は過去曲などのドラマ主題歌タイアップも受け、現在に至るまで人気ロックバンドとして幅広い層から支持を集め続けている。

その音楽性の魅力は主に5つの視点で語られます。「ボーカル草野マサムネの透き通った声」「人懐っこいグッドメロディ」「隠喩を用いた巧みな独特の作詞」「多種多様な音楽をポップに吸収した懐の広いバンドサウンド」「ライブバンドとしての確かな実力」…他にも様々な要素があると思いますが、スピッツの長い人気の秘訣は、ベテランになっても変わらない、音楽やファンに対する真摯な活動姿勢じゃないでしょうか。数多くのファンやフォロワーを持つ彼らの音楽を、初武道館公演のタイミングに合わせて、個人的ながら振り返っていきたいと思います。

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スピッツの魅力について見る

メンバー
草野マサムネ - ボーカル、ギター、ハーモニカ
三輪テツヤ - ギター、コーラス
田村明浩 - ベース、コーラス(リーダー)
崎山龍男 - ドラムス、コーラス

オススメ曲

ここでは「大ヒット曲」「ほか有名そうな曲」「スピッツらしい」「ロック方面」の4つに分けてスピッツの曲を紹介。これだけでは紹介しきないので、参考程度に…

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スピッツ全フルアルバム 感想 -初期- ~事後とRideとオルタナ

(2017/06/30 書き直し)

スピッツの全フルアルバムを、(独断で)初期・中期・後期と分けて振り返ります。インディ期は割愛。曲の色付けは赤太字(名曲)赤字(大好きな曲)太字(良曲)みたいな感じで、下線曲が作品の個人的ベストトラックです。

それでは早速。スピッツファンの方も、ちょっとどんなバンドか気になった方も、彼らの一筋縄でない25年ほどを一緒に振り返っていきましょう。

Spitz_1991.jpg 1991年
初期(1st~惑星のかけらまで)
初期は『惑星のかけら』まで。オリコンチャートとは無縁、しかし邦ロック史における評価は確固たるものという不思議な作品群です。この時期の特徴は、「洋楽」「インディ」の二言、意図を物凄くはしょって言えば「全体重視(≠構成重視、サビを頂点にしない)」「売れ線より自分たちの音楽性(趣味)重視」ということです。『CYCLE HIT 1991-1997』で並べ聴いても、「君が思い出になる前に」(スピッツの初チャートイン曲)以前、以降では意識が違う。

邦楽ポップスマナーに則らない曲作り(日本はドラマタイアップ全盛期)はホントに自由で、言葉を借りるならトガってました。洋楽への露骨なリスペクト、しかしメロディの譜割は日本語仕込み。甘いマスクから、全てが美言にも下ネタにも感じられる詩を放つ(今のストレート多くなった正宗も良いですが、この頃の言葉の選び方、つなぎ方は異常)。まだJ-POPになる前、インディで無二なロックバンドだったスピッツの作品群を振り返ります。

注・今回の3作、自分はリマスタ盤でしか聴いたことがありません。なので感想はリマスタ盤準拠です。リマスタと旧盤の区別は品番でつきます。POCHが旧盤=ポリドール、UPCHがリマスタ盤=ユニバーサルです。初期作の新品はもうないと思います(あったらむしろ買うしかないです)が、レンタルの際は帯などを見て判断し、しっかりリマスタ盤を選びましょう。

 

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TheFutureTimesの草野マサムネさんと後藤正文さんの対談記事を見て

今更になってしまうのですが、今日こういう記事を読みました。

音楽と未来 ─ 自分の歌を聴きたいって言ってくれる人がいる限りは。(草野マサムネ) | TheFutureTimes :
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no05/kusano/index.html

アジアンカンフージェネレーションのギターボーカルである後藤正文さんが主導している、あたらしい時代のこと、これからの社会のこと。未来を考える新聞「The Future Times」。そこからの記事です。ここはいつもいい記事を届けてくれるんですが、今回はスピッツの新作についても、理解を深められる内容となっていたので、紹介したいと思います。


内容自体はひとりひとりが全文を見て、ひとりひとりが各々の思いを抱けばいいと思うんですが、ここでは自分が特に心にのこった部分を抜粋していきます。(引用箇所は原文ままですが、見やすくするため色などつけています)
 

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プロフィール

サム

Author:サム
旧一人音楽座談会。
「もう一回聴いてみよう」「こんなのもあるのか」が好きで、「これだけ聴けばいい」が嫌い。普段はTwitter↓にいます。

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